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おはようございます。
ホッピーレッドです。
『FPの家 S邸』
昨日、土台敷きは無事終わりました。
今頃は先行足場を組んでいるはず・・・。
でも、今日・明日とアセットフォーは定休日になっています。
朝一番、電話による作業確認をして、足場組立作業主任者に任せてはみたものの
やっぱり、居た堪れない気持ちになっています。
現場に顔出したほうがいいかな?
何か問題発生していないかな?
家庭サービスの合間を縫って、なんとか時間作ってみようかな?
頭の中はループ状態です。同じ考えがグルグル回っています。
しばらくの間、とある本の抜粋をお楽しみください。
「お前はキソがなっとらん。」
「この組織はドダイから腐っとるから、改善なんてドダイ無理だ。」
なんてことは他人から言われずにおきたいもんだが、
建築出身用語でキソとドダイほど一般化したものはない。
が、一般化しているわりには本来の意味は正確に知られていなくて、
おそらく読者のうち非技術系の人のほとんどは、基礎と土台をゴチャマゼに理解しているんじゃないか。
上下関係でいうと、基礎の上に土台が載っている。基礎は昔は石、今はコンクリートで、
土台はその上に横たえられた木材。そして土台の上に柱が据えられる。
下から地盤、基礎、土台、柱の順になる。
土台は木造に固有のもので、コンクリートや鉄骨造の場合は、基礎の上に直接、柱や壁が立つ。
基礎と土台は、材料も働きもちがうわけで、一緒にはできない。
土台は腐るが基礎は腐らない。
~中略~
確かに、土台と基礎って混同している人いますよね。
竪穴式住居では土台なんて必要としていなくて、
掘っ立て柱形式といい、地面に柱を直接立てるのが当たり前だったようです。
掘立柱の家
基礎なんてありません。
礎石と言われる基礎
色々な理由から土台を採用するようになりますが、
土台はすぐ腐ってしまう。
土台を腐らせない工夫が、その後延々と続くわけですが
だったら土台なんか、無くしちゃえ!って人いなかったんですかね?
先程の文章、
藤森照信氏の「天下無双の建築学入門」/ちくま新書
からの抜粋だったんですが、こういう事多いですよね。
土台があるのが当たり前、いかに腐らない工夫をして長持ちさせるかが
住宅供給者の腕の見せ所です。
でも、土台がなければ・・・。
何が困るの?
発想の転換ですかね。
足場屋さんの世界でも
新しい発想が生まれているようです。
敷地内や全面道路に重機(ラフター車)を設置出来ない狭小敷地や市街地で建前を行う場合
ラフターによる建前
従来は手揚げと言われる、人力による手法が一般的でした。
人力による建方(手起こし)
重機の運転に伴う騒音問題もクリアできるとはいえ、重機のリース料およびオペレーター費用と
建前に参加する人数を増やす費用を考えると、後者の方が割高になります。
なにより事故の増加につながる危険作業を無くすことを目的に開発されたのが
「東京bk足場」の「ガーターリフト」です。
足場に設置したレールに手動式クレーンが取り付けられ、重い梁を安全に吊り上げる事が出来ます。
今回の現場では、ガーターリフトを初採用する事になりました。
まずは、どんな仕組みになっているのが興味深々なんですけど・・・。
やっぱり現場に行きたいなぁー。
結局、堂々巡り・・・。
その昔、
「相撲は足腰、住まいは土台・・・」
なんてラジオCМありましたけど、これって多分土台じゃなくて基礎が正解ですよね。
でも基礎がキチンと設計・施工されていても地盤が軟弱じゃ意味ないし・・・。
そう言えば杭打ちの問題は、監理者が現場に不在だったから・・・
(やっぱり・・・。)
さあ、どうしたらいいでしょうか
posted by t.arai
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