まだまだ、パテしごいています。

 

『FPの家 Y邸』

まだまだ、パテしごいています。

2階リビングに「室内足場」も設置されました。

勾配天井のため、上の方の施工が脚立では出来ません。

高さ2.4m程の水平移動が容易に出来る足場ですから、安全に作業効率を高められます。

マグネットシートも貼られました。

白い面を室内側になるようにして、床用白糊を使って貼り付けます。

厚さが0.5mmありますから、石膏ボードとの段差もパテを塗ってしごきます。

 

今回は、パテ処理前後の基本的な作業手順を説明したいと思います。

文章だらけになってしまうので、極力簡潔にしたいと思います。

①下地面の埃や油汚れなどを取り除きます。

②ペンやチョーク・鉛筆などの書込みがある場合は、消します。

③釘・ビスの頭は下地表面よりも沈めます。

ビス頭が出ている場合は、増し締めを行います。

④釘・ビスが錆びる恐れのある場合は、空気に触れないよう被覆します。

⑤下地面に傷や凹凸がある場合はパテ処理もしくはサンダー処理をして、平滑にします。

粉末パテを水と良く混ぜます。

 ジョイント部に塗り付けます。

乾燥したらサンドペーパーで平らに均します。

特に石膏ボード下地のジョイント部は、後で痩せないよう入念にパテ埋めします。

 深穴の充填は下パテ(下塗り用パテ)、接着面は上パテ(仕上げ用パテ)で処理するのが普通です。

 色映りを避けるため、パテの色は下地材に近いものを使用します。

⑥下地面に色違いがある場合は、これを修正します。

 特に淡色系の壁紙の場合表面に透けて見えることがあるので、着色シーラー(色付の下地調整剤)で

 修正します。

またシーラーは下地表面を均一な条態に整え、施工性を高めるとともに接着剤の性能や壁紙の性能を

保持する役割を果たします。

主な目的は

①下地と壁紙の剥離を防ぎ、密着性を向上させる。

②吸水性の高い下地に塗布し、下地面の吸水性を調整する。

③下地かのアルカリや水分の影響で接着剤や壁紙が劣化したり変色しにくくする。

④もろくて弱い下地基材の補強をする。

となります。

「クロスなんて簡単に出来るんでしょ」

と思っている方、割と多いと思います。

でも

パテ処理だけでも、こんなに手間がかかるんですよね。

まだまだ、頑張ってくださいね。クロス屋さん。

 

連休明けは、引き続きパテ処理をする予定です。

壁紙を貼るのはもう少し後のようですね・・・。

 

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 posted by t.arai 

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