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『FPの家 Y邸』
クロス工事、まだまだやっています。
1階畳敷きの部屋
2階洗面所
アクセントに違う色柄のクロスを貼ったり
ようやく半分位終わったところでしょうか。
高所作業、大変そうです。
紙クロスも順調に貼っています。
今回は、パテ処理後のクロス工事の施工手順を簡単に説明したいと思います。
1.下地の点検と対策
使用する壁紙に応じて下地の点検およびその対策を考えます。
下地の平滑度は仕上りに大きく影響しますが、概ね以下の通りです。
①特別な平滑さ~反射シボ柄のビニル壁紙・メタリック壁紙・繻糸織の壁紙など光沢があるもの。
②通常の平滑さ~材質を問わず薄手の壁紙全般
③比較的粗さの影響が出ないもの~厚手の壁紙で光沢がないものや高発泡のビニル壁紙、
2.その他の点検
平滑度に加え次に挙げる点も注意し、支障の出ないように調整します。
①錆~後日壁紙表面に透けて露出してくることがあります。
防錆処理は念入りにしてください。
②隠蔽性~壁紙を通して見えることのある下地の色違いを指します。
厚手の壁紙は問題ありません。
③下地の乾燥状態~未乾燥のまま施工すると、剥がれ・変色・カビの発生を招く恐れがあります。
④吸水性の状態~下地の吸水性が大きいと接着力が低下するため、剥がれの原因になります。
シーラーの塗布や接着剤の加減を工夫してください。
⑤外部からの湿気・水分の影響~③と同様です。
⑥表面の汚れ~汚れは接着不良の原因となります。しっかりと落してください。
FPの家Y邸の場合、紙クロス・ビニールクロスとも通常の平滑さで問題ないようですね。
ビス頭の防錆処理および、下地の色違い・汚れについてはパテ処理にて対応しました。
湿気・水分の影響は問題ありません。
この後、
割付・張出し位置の決定
壁面墨出し
天井面墨出し
材料点検
材料の丈決め・裁断
糊付け
オープンタイム
張出し
なで付け
柄合わせ
ジョイント
切り付け
と続きますが、今回は、ここまでとします。
次回をお楽しみに・・・。
posted by t.arai
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