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快適な暖房とは何か?
注意しなければならないのは、冬の暖房時において「人体は常に熱を放出している」という事実である。
暖房というと、「身体を暖めている」ようなイメージがあるが、これは大きな間違い。
人体は食物から1日に2000kcal(≒8400kj)前後のエネルギーを摂取しているが、そのうち運動などに
使われる分は20%以下。残りの80%は熱になってしまう。
冬場といえども、この熱を捨てていかないと人間は体温が上がり過ぎて簡単に死んでしまう。
車のエンジンが冷却なしではすぐにオーバーヒートしてしまうのと全く同じである。
部屋を暖房するのは、体を「加熱」するためではない。
部屋の空気や壁の温度が低すぎると人体からの放熱量が過大になる。
放出量をちょうど良いレベルに抑えるために、空気や壁を暖めているのだ。
炎や電気ヒーターに手を翳せば明らかに手が温まる。
確かに身体が加熱されているとしか思えない。
じつは、「身体の一部は加熱されているが、身体全体としては熱を放出している」のだ。
火にあたっているオモテ面は確かに加熱されている。
一方で火に当たらないウラ面は、冷たい空気による対流と壁への放射により強く冷却される。
結局、人体の代謝による放熱量にオモテ面の加熱量が加算され、
ウラ面から大量に放出されているのだ。
こうした「身体の一面を加熱する」やり方は、暖を採るということで「採暖」と呼ばれ、「暖房」とは明確に
区別される。(暖房とは、房を暖める事。すなわち「家全体」を暖める事を言う。)
「採暖でいいではないか」と思うかもしれない。
この人体のオモテ面とウラ面で熱を移動させているのは「血液」であり、これが体中を循環するうちに
表面で加熱され、ウラ面で冷却されている。
こんな、エンジンの「冷却液」のようなことをやらせていれば、血管や心臓に大きな負担になる事は
容易に想像がつく。
前真之著「エコハウスのウソ」からの引用でしたが
まとめてみると
採暖=局所間欠暖房は体にとって良い暖房ではなく
暖房=全館連続暖房が快適で健康な生活を送るために必要不可欠である。
と言うことになります。
FPの家は
居室連続暖房です。
全ての居室と玄関・廊下・階段・トイレ・洗面所・浴室に24時間暖房する事で
健康快適空間をつくる、全館連続暖房と違い
居室のみ24時間暖房を行うことで
全館連続暖房と同じ健康快適空間をつくることが可能です。
暖房費がより安いのがどちらなのかは、言うまでもありませんね。
従来の局所間欠暖房と同じ冷暖房費で、家中が健康快適空間になる。
その秘密は、
住まいの高断熱化と高気密化、そして
機能する換気システムにあります。
論より証拠です。
低燃費で健康・快適な暮らしを体感してみませんか?
12月13日 10時~16時30分
FPの家 Y邸で
完成現場見学会が開催されます。
家族全員お誘いあわせの上、是非ご来場ください。
posted by t.arai
東京都練馬区北町2-13-11
03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分