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昨日、弊社事務所にお客様がいらっしゃいました。
高断熱・高気密住宅を検討中との事、FPの家の説明を1時間程させていただきました。
「ウレタンの加水分解は大丈夫なの?」
ご主人からの質問です。
「やっぱり心配だよね。」
2009年、24年前に立てた「FPの家」からウレタン断熱パネルを取り出して検証したところ
ほとんど劣化することなく、北海道立工業試験場での実験でも施工時と変わらぬ高性能を維持している
という結果が得られました。
気密施工が徹底され、断熱材自体が紫外線や水分に触れる機会が少ないためと思われます。
というお話をさせていただきましたが、いまひとつ納得できていないご様子でした。
ウレタンには大きく分けて2種類あります。
軟質ウレタンと硬質ウレタンです。
前者の成分には、ポリエールとポリエステルのどちらかを含みます。
水分を含むといずれボロボロになって分解します。これを「加水分解」といいます。
後者の成分には、ポリエールもポリエステルも含みません。
化学的に不活性であり、二重結合しないので加水分解はしません。
ウレタンの加水分解は、3年も経てば発生します。
24年経過したウレタン断熱パネルが経年劣化(加水分解)していないのは
FPウレタン断熱パネルが「硬質ウレタンフォーム」だからです。
もっとわかりやすく説明ができればいいんですけど・・・。
posted by t.arai
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