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木のまど&木の玄関ドアについてのお話です。
外観にこだわりを持とうとすると、
「木のまど」や「木の玄関ドア」を使いたくなります。
また、断熱・気密性能を高めたい時も同様です。
多くの木のまどは、外国製でトリプルガラス。高性能でありながら意匠性も高いのが魅力です。
一般的な断熱サッシの熱貫流率2.33W/㎡Kに比べると、その高性能ぶりは驚くべきものです。
光熱費の削減や健康快適性の確保に大きく貢献してくれることでしょう。
しかし、良い事ばかりでもありません。
施工する上で納まりが悪い。(別途、漏水対策が必要になるケースが多い)
木部の腐朽対策として、定期的なメンテナンスが必要不可欠であり維持コストが高額になる。
ガラス枚数が多く木部も堅牢なため、重量が大きく取扱いが大変であり躯体に対する負担も大きい。
価格が非常に高い。
防火設備認定を取得できていないものが多い。
などのデメリットも採用の際には考慮する必要があります。
玄関ドアも同様です。
ただ玄関ドアは1階に設置するケースが多いため、メンテナンスに足場が不必要であり
荷揚げ・運搬に掛かる手間や作業性の悪さもそれほど気になりません。
雨掛かりを防ぐ為の深い庇を設けることで、木の玄関ドアに関する不安の多くは軽減できます。
価格は高くなりますが、その高い性能と意匠性で充分おつりがくると思います。(あくまでも私見です。)
弊社がお勧めする木の玄関ドアは、スゥエーデンドアです。
高い断熱性能と気密性能はもちろん、防犯性能・耐火性能(防火設備認定品です。)もバッチリです。
デザインのバリエーションは少ないですが、お気に入りのデザインがあれば
是非使ってみてください。
その重厚感、玄関ドアを開け閉めした際のキッチリ感は金属製ドアとは違った魅力があります。
木のまどに、性能を求める場合はデザインや色、価格、防火対応の有無等を検討してご提案する事に
なりますが、もし性能は樹脂窓程度で問題なく、どちらかというと意匠性をとりたいという方には
kikoのまど(防火対応が必要な場合はkikoのまどHybrid)をお勧めします。
このまどは、アルゴンガス入りペアガラスを採用しており熱貫流率も樹脂窓と変わりません。
でも、木製窓の最大のデメリットである耐久性の向上を図ったまどなんです。
耐久性を高める対策として、使用木材をサーモウッド処理しています。
サーモウッド処理とは、薬剤を使わず220℃の高温で熱処理すること。
こうすることで、高い寸法安定性と耐朽性を付与することができます。
次のデーターを見てもらうとわかるように、処理温度の高さは
木材の含水率や
寸法安定性・熱伝導率
耐朽性
全てに影響を与えます。
国内で一般的に販売されているサーモウッドは180℃前後で熱処理されているそうですから
220℃の熱で処理されたサーモウッドを使用したkikoのまどは、
謳い文句通りの性能を発揮してくれると思いますよ。
他にも、こんな特徴があります。
国産材を自然塗料で仕上げます。その色数は7色。
インテリアの幅も広がりそうですね。
これら、木のまどおよび木の玄関ドアを採用している
『FPの家 S邸』
現場は、今
こんな感じになっています。
外部では、窓廻りの防水テープ貼りや遮熱透湿防水シート張りの真っ最中。
窓廻りにはウレタンを吹き付け
カットして、気密テープを上貼りします。
施工マニュアル通りに丁寧に行っています。
施工マニュアルは以下の通り。
無垢フロアーも張り始めました。
無垢の床材は、季節により伸び縮みをします。
その為に下の写真のように、フロアー間にパッキンを挟みながらの施工を行う訳ですが
手間がかかって仕方ありません。
なぜ、パッキン入れる必要があるのか・・・。
次回以降、ご報告したいと思います。
posted by t.arai
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