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もう30年以上前に読んだ本のことです。
そこには、世界で一番寒い生活をしているのは日本の東北地方と信州の人達であると書いてありました。
その時は何を言っているのか解らなかったのですが、今は理解しました。
知人で岩手県出身の方がいますが、その人が言うには、冷蔵庫というのは冷やすためにあるのではなく
凍らせないためにあるのだそうです。
冬、室内に日本酒の入った一升瓶やビール瓶をおいておくと、凍結して瓶が破裂するそうです。
それを防ぐために一升瓶やビール瓶を冷蔵庫に保存しておくそうです。
室温がマイナス10℃以下になるそうです。おそらく信州でも同じようなことがあるのでしょう。
極北・カナダのイヌイットの冬の家、雪ブロックで出来た家で、外気温がマイナス20℃にもなるにも
かかわらず、居住空間の室温は13℃から15℃あります。熱源はランプと居住している人から出る熱だけ
です。雪ブロックの断熱性と内側に張った毛皮の断熱性とあいまって、居住空間と入口につけた
レベル差で冷気を防ぐという巧みな仕組みで暖かさを確保しています。
イヌイットの冬の家
白岩且久 著/節電住宅/同時代社 刊
より抜粋・引用させていただきましたが、別の本によると
イヌイットの冬の家の断熱性能は
気密性によるところが大きいそうです。
熱で溶けた雪ブロックが、ブロックの隙間を埋め、外気で冷やされ凍結する。
この繰り返しが、雪ブロックを一体化し、究極の気密性を保つことになります。
こうして漏気による熱損失がかぎりなく無くなっているんだそうです。
翻って、日本の住宅は隙間だらけ・・・。
夏を涼しく過ごすために、冬はひたすら我慢・我慢・我慢。
『FPの家 S邸』は
しっかりとした「気密施工」と「高性能断熱パネル」の使用、および樹脂サッシ+木のまどを使った
夏涼しく冬暖かい家です。
現在、開口部廻りのウレタン充填およびアルミテープによる気密処理の真っ最中。
窓廻りのウレタン処理
サッシの両側に10mmずつの隙間を空けてあります。
ここに、現場発泡ウレタンをしっかり、盛り上がるまで充填します。
合板や木材を詰める事もあります。
盛り上がったウレタンを平らに削り、アルミテープを貼りつけます。
木のへらを使い、奥まで丁寧に貼ります。
1階天井裏に、吸音材を敷き込み始めました。
ところで・・・
気密って何?
C値(相当隙間面積)って何?
このブログを読んでくださっている方の中には、いないと思いますが
念のため、以下をご覧ください。
家の隙間の大きくなると、折角暖めた空気がそこから逃げてしまいます。
また躯体に侵入した室内の暖かい空気は、冷たい外気に触れると結露し
建物の寿命を短くするおそれがあります。
来る、12月20日
10時~16時30分
FPの家 S邸にて
気密測定見学会が開催されます。
現場で頑張る職人さん達の仕事っぷり=建物の気密性能を
目で見て、体で感じてください。
ご家族お誘いあわせの上、是非ご来場ください。
社員一同、お待ちしております。
https://www.assetfor.co.jp
posted by t.arai
東京都練馬区北町2-13-11
03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分