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ここ最近、珪藻土とか漆喰を塗った壁がますます人気のようですね。
部屋の湿気を吸ったり吐いたり、ちょうどいい具合に調湿してくれるのも魅力のひとつのようです。
弊社でも、こうした壁のバリエーションをいくつかご用意しているんですが、
今回はスイス漆喰「カルクウォール」について、お話したいと思います。
スイス漆喰カルクウォールの生みの親であるスイスウォール社は、
「自然素材建材は品質的に優れたものであり、健康的な室内空間を作り出し、味わい深く年を重ねていく」
という信念から1953年Drケミカルによって設立されました。
スイス漆喰カルクウォールは、スイスおよびドイツで中世の建物に使われてきたスイス漆喰の
当時の成分をそのままに、今も製造する天然100%の本漆喰です。
日本では2000年以降、アスベストやシックハウスを始めとする化学物質が引き起こす様々な病例が
報告され、建築物における規制へと広がりました。
また、近年になって建築家たちは「呼吸しない建材で建てる家の危険性」に気付き、
バウビオロギーの考え方に基づく住宅の重要性も知られつつあります。
そんな「住む人の健康と地球環境」に理想的な「漆喰」ですが、4000年前から使われ続けた漆喰は
じつはもうほとんど残っていないのです。
現在使われている漆喰は化学物質や添加剤、砂を大量に加えたいわゆる「石灰モルタル」が主流と
なっていて、これは本来の「本漆喰」とは別物なのです。
スイス漆喰は天然成分100%でありながら、素材のもつ優れた性能により古代から現代まで
愛され続けました。pH12.4のアルカリ性がカビの発生を抑え、いやな臭いの成分である有機物質を
分解します。その他にも吸放湿性に優れ湿度をコントロールし、空気をキレイに室内環境を快適に
することができます。
スイス漆喰の主成分である「石灰」は、元々貝殻・珊瑚やプランクトン等の生物起源にあります。
それが長い時間をかけて堆積し、地層を作り隆起したものです。
従って石灰石が採掘される場所は、大昔は海だったことになります。
採掘された石灰石を950℃の低温焼成すると、生石灰になります。そこに水を加え3ヶ月熟成させることで
消石灰「スイス漆喰」の原料となるのです。
1tのスイス漆喰は水分の蒸発と大気中の600㎏の二酸化炭素を吸収することで、
元の石灰岩(大理石と同じ炭酸カルシウム)へと、100年かけて還っていくことになります。
その硬化性が、住宅の壁の耐久性を高めるのも道理でしょう。
スイス漆喰カルクウォールの優れた特徴は以下の通りです。
お値段はちょっと張りますが、お使いになられた方には大変ご好評いただいております。
あなたのリビングや寝室の壁材として、いかがですか?
カルクウォールのちょっといい話でした。
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posted by t.arai
東京都練馬区北町2-13-11
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