解体したら、断熱材が黒くなっていました。

 

『リフォーム T邸(仮称)』

解体工事、少し手間取っています。

上階に上がる為の階段を壊しているところです。

間仕切壁も撤去するため、梁の補強も行いました。

これで、二間続きの洋室を広い一部屋に変えることが出来ます。

フローリングを剥がしてみると、根太ボンドは一切使われていないことがわかりました。

以前に設置した床暖房用パネルは、交換する予定でいたのですが

壊し方次第では、再利用が出来るかもしれません。

早速、床暖房業者に現場を確認してもらう事になりました。

再利用できるといいんですけど・・・。

床暖房の下には断熱材が全く施工されていません。

これでは、床暖房用パネルからの熱が床下に逃げてしまい

高い電気料金をかけてもそれほど暖かくなかったのでは?

と思ってしまいます。

壁に施工されたグラスウールも黒くなっていました。

カビや腐朽菌ではなかったので、一安心ですが

壁内に上昇気流が発生していた証拠です。

壁がスースーと寒かったことでしょう。

上図は壁の中で空気が動いている状態を表したものです。

厚さ120ミリの壁の中に50ミリの断熱材が入っている現状はまさにこのパターンです。

壁の中の空気が室温で暖かめられ、軽くなった空気は上に上がろうとします。

幅木と床の隙間やコンセント穴等から室内の空気を取り入れ、壁と軒天の隙間から

外に排出されます。

室内上下の温度差が大きくなり、足元はスースーする割に頭がボーツとする部屋だったと思います。

こちらの図は、壁の中で空気が動かない状態を表したものです。

壁の中いっぱいに断熱材が入っているので、空気の動きが少なくなります。

最近の建物は、外壁内側に合板等の透湿抵抗の高い物を貼る事が多いため

壁内に湿気が溜まりやすい構造になっています。

上図がその状態を表したものです。

反対にリフォームT邸の場合は、次の図のように隙間を明けて張られたラス下の上に

モルタルが塗られているため、湿気が溜まりにくい構造になっています。

道理で、カビが一切発生していません。

寒いけど長持ちする家と、暖かいけどカビが生えちゃう家

どちらもイヤですよね。

その為には、しっかりとした防湿施工が必要になります。

断熱施工が始まったら、ご紹介したいと思います。

期待して、お待ちください。

 

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  posted by t.arai 

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