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今年は、「住宅の省エネ化という基本を再確認しよう」と言うことで
堅い話が多くなると思います。ご覚悟を・・・
平成25年の改正省エネルギー基準により、地域区分が従来の6区分から8区分へと細分化されています。
でも今回のお話しは、次世代省エネルギー基準が中心となっていますので予めご了承ください。
我が国の次世代省エネルギー基準と欧米の住宅性能の比較を表した図となります。
ドイツ・イギリスの場合、日本のⅠ~Ⅲ地域に分類されますが、北海道のⅠ地域は同等の断熱性能であるにも関わらず、Ⅱ・Ⅲ地域はかなりの差があります。
フランスの場合Ⅱ~Ⅲ地域に該当しますが、この部分は大きくかけ離れています。
Ⅳ・Ⅴ地域はアメリカとの比較となりますが、Ⅴ地域は近似値にあるもののⅣ地域は再び大きくかけ離れています。
ヨーロッパと異なり日本は南北に長く、中国の沿岸線に重なるような地域差がありますから一概に比較は出来ませんが、最も人口密度の大きいⅡ~Ⅳ地域の性能を比較して解るようにまだまだ悪すぎます。
住宅事業建築主の判断基準でⅠa~ⅡまでがQ値1.4、Ⅲ~Ⅴまでが1.9、Ⅵの3.7に性能向上させた事で、ようやく我が国の断熱基準は欧米並みになります。
既存住宅における、次世代省エネ基準以上の家(夏涼しく冬暖かい家)は全体の5パーセント程度だと言います。
その5パーセントの家でさえも、断熱先進国から比べるとまだまだ低いレベルというのが実情のようですね。
簡単にはリフォーム出来ない外皮の断熱だからこそ、新築時からヨーロッパ並みの性能を求めたいものです。
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posted by t.arai
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