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『FPの家 S邸』
クロス工事が終わりました。
現場では、電気屋さんがせっせとプレート類を取り付けています。
分電盤の取付も、カバーの取付を残すのみになっています。
外回りのプレート類も取り付けてあります。
こちらは、建て主のたっての希望で設置したラジオ用アンテナの為の取り出し口です。
注文建築っぽいですよね。
上の写真は、給気電動シャッターを写したものです。
一般的な住宅の場合、キッチンのレンジフードを回すと室内空気が大量に排気されます。
排気された汚染空気の分だけ室内空気は薄くなりますから、この分をそこら中の隙間もしくは給気口から侵入する外気により補充される事になります。(せっかくの換気計画も、レンジフードを作動してい間は機能しない事になります。)
でも気密性が高い住宅の場合は、こうした外気の補充は十分に行われません。そこで必要になるのが給気電動シャッターです。
レンジフードと連動していますから、レンジフードのスイッチを入れれば自動的に作動を開始します。
それ以外の時は、シャッターが下りて外気の侵入を許しません。必要な空気を取り入れ、それ以外はしっかりとブロック出来るレンジフードの相棒は、高気密住宅の必需品になります。
換気設備の取付も行われています。
開閉タイプの給気口です。(閉める事は原則ありませんが・・・。)中には花粉・防虫フィルターが入っています。外側のウエザーカバーも取付完了。
ここにフィルターや防虫ネットをつけている家がありますが、要注意です。
写真のように目詰まりをしてしまい、換気不良を起こす危険が高まります。(マメに掃除する人なんていないし、高所にあったら手が届きません。)
こちらが排気口です。穴の開度を調整する事で排気量を変える事が可能です。
全ての工事が完了した時点で、換気風量を測定しながら微調整を行う必要があります。
設計通りの風量が出ているかどうかを確認する為の風量測定ですが、これを行っていない家があるなんて信じられないと思いませんか?
でも残念ながら、大多数の家では行われていないのが現実のようです。
高価な換気システムを設置していても、機能しなければ何の効果も期待できません。
換気風量測定については、後日この場を借りてご報告したいと思います。是非お楽しみに・・・。
エアコンの搬入も終わりました。大型車が入って来られない立地条件のため、台車に載せて遠くから運んでもらいました。
エアコンの配管も一部終わっています。
この後、衛生設備・住宅設備及び照明器具の搬入が行われます。こちらも台車を使い、遠くから納品していただきます。
都内にはこうした現場も多々あります。搬入車両の工夫って出来ないものでしょうか?
自動車メーカーに期待するしかないようです・・・。
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posted by t.arai
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