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木造の注文住宅を建てる時、あなたなら最初に誰を思い浮かべますか?
現実的には、次の3つの選択肢の中からいずれかを選ぶ事になります。
1.ハウスメーカー
2.設計事務所
3.工務店
「日経ホームビルダー/2008年12月号」によると、これらを希望する割合は次のようになります。
1位 ハウスメーカー(41パーセント)
2位 設計事務所(19パーセント)
3位 工務店(12パーセント)
ところが、実際に施工されたケースを見ると、全く違う結果になっている事がわかります。
「NCNセミナー・三匹の子ぶたが間違えていたこと/2009年10月」によると、
1位 工務店(78パーセント)
2位 ハウスメーカー(18パーセント)
3位 設計事務所(4パーセント)
設計事務所に依頼した人は、決局は工務店に建築以来をする事になるので、統計上分類が難しいのですが全体の4パーセント程度ではないかと言われています。
工務店に家を頼んだ施主が「私達は、人とちょっと変わっている」と思っていたら、それは大間違い。むしろメジャーな道を選んだ事になる。
だが、この選択は間違っていないと思う。ハウスメーカーに頼もうが、設計事務所に頼もうが、最終的に家を建てるのは今も昔も大工(工務店)の仕事なんだから・・・。
産業構造が大きく変わっている訳ではない。
ハウスメーカーのメリットは、やはりその「ブランド」だろう。上位ハウスメーカーならば経営も安定しており、倒産のリスクも少ない。「安心」を第一に考える施主ならば、ハウスメーカーという選択肢が真っ先に挙がるのも頷ける。
デザイン重視の施主ならば、設計士に頼む。これも当然の選択だ。
では一般の人が考える
1.ハウスメーカー
2.設計事務所
3.工務店
のメリット・デメリットをそれぞれ書き出してみよう。
1.ハウスメーカー
メリット
・ブランドに安心出来る
・倒産のリスクが少ない
・品質に安心出来る
デメリット
・全国一律の仕様で選択肢が少ない
・工務店よりも10~15パーセント割高になる
・間取りの自由度がない
2.設計事務所
メリット
・デザイン力がある
・建築に詳しい先生の存在が安心出来る
デメリット
・設計費用が掛かるので割高になる
・作品なのでこちらの要望が通らない場合がある
3.工務店
メリット
・きめ細かい対応が可能
・自由な間取りで低予算
デメリット
・経営状態などがよくわからない
・デザインが洗練されていない
施主は、ハウスメーカーに「安心」を求める。
設計事務所には「デザイン」を求める。
工務店には「安さ」を求める。
でも、この印象は現実ではない。
それぞれのメリット・デメリットは、会社の規模で決まるものではないからだ。
現在は国土交通省認可団体の「第3者検査」もあるので、欠陥住宅が怖い人はそこに検査を依頼する事でリスクを取り除ける。
又、業者が倒産してしまった場合のリスクが怖い時には、「住宅完成保証保険制度」もある。
こうした制度を上手に利用すれば、業者選びのデメリットも取り除かれる。
つまり、「技術力」「安定経営」は社長の力量。満足できる家をつくるなら、「社長=棟梁」に会ってからにしましょう。
これが、最初の質問の答えになる。
今回も、以前にご紹介した本から抜粋引用させていただきました。
私が言いたい事を、著者がしっかりとお話ししてくれています。
ありがとうございます。
でも、なぜか瑕疵保険についての説明が全くありませんでした。
以下の資料をご覧ください。
ますます、安心いただけると思います。
https://www.assetfor.co.jp
posted by t.arai
東京都練馬区北町2-13-11
03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分