樹脂窓の効果

壁の断熱材の厚みを増やす事だけで断熱性能を高めると、壁と窓の断熱性能の差が大きくなり、窓辺から不快な冷気が流れてきます。

この現象をコールドドラフトと言いますが、これは窓の断熱性能を高める事で解消する事が可能です。

例えば、上図のようにH25基準(外皮UA値0.87)の住宅をZEH基準(外皮UA値0.60)に高めようとする場合

外壁だけで断熱性能を高めようとすると、断熱材の厚さは4倍必要となり、コールドドラフト現象が発生します。

アルミサッシを樹脂窓にすると、断熱材はそのままで済むばかりかコールドドラフト現象も解消する事が出来ます。

従来使っていた「Q値」が外皮から逃げる熱量を床面積で割っていたのに対し、UA値は外皮から逃げる熱量を外皮面積で割った値になります。いずれにしても、数値が低い程性能が高い事になります。

断熱性能の高い樹脂窓ならば、間取りや窓サイズに左右されずZEH基準もクリアする事が可能です。

フレームとガラスの断熱性能バランスが良い樹脂窓は、結露も発生しにくく快適な室内環境を生み出し、クリアな視界を確保する事ができます。

上のサーモ画像を見れば、アルミ樹脂複合サッシとの表面温度の違いは明白です。

上図は窓およびガラスの断熱性能を住宅用グラスウールの厚さに置き換えたものです。

従来の窓の断熱性能がいかに悪かったのか、なぜ窓の性能上げる必要があるのか、お判り戴けたかと思います。

弊社が採用する「硬質ウレタンフォーム」に置き換えてみると、さらに違いが判ります。

その厚さは上図のグラスウールの更に半分。樹脂窓+トリプルガラスでも、わずか27ミリにしかなりません。

断熱性能を考えると、窓の数を減らしたりサイズを小さくしたり・・・。

もっともっと性能の高い窓が使えれば住宅性能は上がります。

最近、LIXILから発売された「レガリス」なんて、かなりの性能です。(さすが、樹脂フレームに高性能5層ガラス)

欧米の木製トリプルサッシにだって負けていません。

樹脂窓と比較すると、その性能はかなり違います。

でも、防火対応が無いんです。

防火地区・準防火地区で使える高性能サッシは、今のところそれほど多くありません。

超高性能サッシに至っては、ほぼ無いに等しい・・・。

一部の木製トリプルサッシは対応していますが、目の玉が飛び出る位に高額です。

ひたすらサッシメーカーに期待するしかないんですけど・・・。

『FPの家 S邸』はYKKapの防火樹脂窓を採用しています。

FP断熱材+樹脂窓+機能する計画換気システムが作る、快適な室内温熱環境

自然素材をたっぷりと使ったインテリアも中々だと思います。

来る、2月28日(日)および3月6日(日)の2日間

完成現場見学会を開催いたします。

(28日は事前予約制になっておりますので、見学を希望される方は弊社までご一報ください。)

エネルギーを無駄にせず、家じゅうどこでも隅々まで暖かい

魔法瓶のような「FPの家」をご体感ください。

ご家族お誘い合わせの上、お越しくださいますようよろしくお願いします。 

 

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