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性懲りもなく、堅苦しい話をお届けしています。
今回は日射熱の利用というお話です。
太陽光発電と同じように太陽の熱を利用する太陽熱給湯は、有効な省エネルギー手段となります。
太陽熱給湯装置は、太陽熱温水器とソーラーシステムの2種類あります。
太陽熱温水器は日射熱で水を直接加熱する方式で、イニシャルコストが低いと言うメリットがあります。
ただし冬季は凍結の恐れがあるの為、準寒冷地では使用できません。
ソーラーシステムは不凍液を循環させて集熱する方式で、冬季でも使用可能です。
ただしイニシャルコストが高く、不凍液の循環の為に電力を消費します。
でも準寒冷地では非常に有効なシステムです。
太陽熱給湯利用技術の検討は以下のように行います。
太陽熱給湯装置は、直接水を循環させる方式の方が圧倒的に低価格で、しかもランニングコストも少なくて済みます。
しかし地域の気候条件を無視すると冬季の凍結等で破損してしまう危険性があります。
温暖地域でも山間部等で年間1度でも凍結温度(0度以下)まで下がる場合には、水抜きをして使用を中止する事をお勧めします。
凍結の心配が無いソーラーシステムの場合は、破損の心配も無く、屋根等に掛かる重量負担も少なくなります。
イニシャルコストが多少高くなるとしても、こちらを採用するのが懸命かと思います。
システムがコンパクトですから、太陽光発電パネルを載せられない屋根でも設置が可能になる場合もあります。
次回は、太陽熱給湯装置のしくみと特徴というお話です。
引き続きお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。
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