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今日・明日の2日間、アセットフォーはお休みです。
と言うことで、たわいもない話にお付き合いください。
昨日、会社帰りに駅前の書店に平積みされている本が目に留まりました。
非常識な建築業界
「どや建築」という病
森山高至 著
光文社新書 刊
最近、色々な方が話題にしている本ですね。
思わず手に取り、読んでみました。
以下、本書「はじめに」から抜粋です。
しかし表現建築家は、格好良い、新しいといった見た目の価値だけを追い求めます。
そして彼らが設計する建物は、例外なく威圧的な「どや顔」をしています。
どや顔をした建築(略して「どや建築」)を次々と生み出し、都市を、地方を、日本社会をあらぬ方向に導こうとするのが表現建築家です。
なるほど、うまい表現だと思いませんか?
30年以上も建築業界にいると、色々と悪い慣習に出会います。
悪いと知りつつ流されたり、唯々諾々と従ったり。
省エネ・健康・快適性能を高めた戸建て住宅を専門に扱う弊社ですから、こうした性能を満たす事なく「バリアフリー」だとか「地域コミニティー施設として・・・」とか言ってる建物を目にする度に、歯痒い思いもしています。
デザイン重視の先生方の設計についても、それを認める世間も含めて、否定的な立場を取っている積りでした。
でも、ぶつぶつと不満を言ってるだけで変えようとしないという事は、結局それを認めている事になるのかも知れません。
「どや建築」という病にかかっているのかも・・・。
購入しました。
帰りの車中で読み始めました。
でも、まだ30ページに差し掛かったところです。
建築業界の裏事情も掲載されているようです。
私にとっての「あるある」が、どの位書いてあるのか楽しみでもあります。
自分の在り方も含めて、建築業界の問題を再確認する良い機会になる本だと期待しています。
著者の作品に「もし女子高生が家を設計したら」があります。実におもしろそうです。
読んでみたいと思います。
その時は、またこの場を借りてご紹介しますね。
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posted by Hoppy Red
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