居間の温度は21度、寝室の温度は18度が推奨です。

 

先日の『健康・省エネ住宅推進・トップランナーシンポジウム(in東京)』で伊香賀先生からご紹介がありました

『英国では居間(昼)は21℃、寝室(夜)は18℃が推奨』というお話です。

エコワークス株式会社代表 小山貴史氏のフェイスブックによるレポートをご紹介します。

先日の『健康・省エネ住宅推進・トップランナーシンポジウム(in東京)』で伊香賀先生からご紹介がありました、英国視察旅行のレポートです。

http://l.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fwww.kokumin-kaigi.jp%2Fimages%2F160203report.pdf&h=8AQFlB4PW

写真は英国の啓蒙ポスターです。

同日伊香賀先生からご紹介がありました、英国の健康啓発ビデオに興味のある方は、以下のページをごらんください。

写真は英国の冬の健康にかかる啓発ビデオの画面です。

http://www.ageuk.org.uk/professional-resources-home/services-and-practice/health-and-wellbeing/winter-health-campaign/

その内容は以下のようになっているそうです。

山田修平さんという方にご縁のある方が翻訳しています。

英国の健康啓発ビデオ

『冷気がいかに老人の健康に影響を及ぼしているか。またいかに我々がそれを防げるか』

ageUKの研究員の主な研究テーマは『寒さが老人に与える影響』
毎冬、7分に一人、老人が亡くなっている。
冬の間、平均気温が1℃下がるだけで、5000人の命が奪われているとも言われている。
今まで、その死亡の原因は『低体温症』と思われていた。しかしこれは大きな間違いであった…寒さは身体にもっと深刻な状況をもたらす。たとえば、心臓発作・脳疾患・関節痛などである。なぜ若い人に比べて老人が多く亡くなっているのだろうか…
1番の理由は『老人は体温調節・体温維持ができないこと』だろう55歳を過ぎると、毎年1%ずつ『筋肉量』が低下していくと言われている。なぜ『筋肉量』が重要なのか…それは、我々が体温を適温に保てている理由の7割~8割は、筋肉の働きだからである。少しずつの筋肉の低下が、体温維持にはとても大きな影響を与えている。
寒い部屋環境は人体に影響を与えるだけでない。人々(特に老人)は、温かさを求めて、より多くの光熱費を使う。その結果もたらされるもの…そう貧困だ。

イギリスの平均光熱費より多く支払っている家庭(貧困家庭)の多くは、60歳を過ぎた人々の暮らす家庭である。多くの(貧乏な)老人は、エアコンを切り、自分のいる部屋のみを温め、ご飯を抜き、ベッドで震えている。寒い住環境は、『孤独』をも生んでいる…そんな住環境に住む老人を助けるために、重要なのはヒントやサインを見逃さないこと。

もし老人のお家にお邪魔した際…
1.そのお家は寒くないですか?湿っぽくないですか?
2.その老人は家の中なのに、厚着をしてませんか?
3.光熱費の支払いで苦しんでませんか?
4.肺や心臓の病気にかかっていませんか?
5.転倒して病院に行った経験はないですか?

との確認が重要です。もし上記に当てはまる住環境の老人に出会ったら、次のことを推奨しましょう。

1.リビング(居住スペース)は最低21℃を保ちましょう
2.寝室(非居住スペース?)は最低18℃を保ちましょう
3.夜寝るときは、窓はしっかり閉めましょう。
4.外出の際には、厚着を十分すぎるくらいしましょう。

この4点が、まずは老人の命を救う一助となります。

いかがでしたか?

健康と室温の関係、ご理解戴けたでしょうか。

暖かい家が人命を救い、国の財政を立て直すきっかけになるかも知れません。

省エネで、夏涼しく冬暖かい家を作りませんか。

皆さま、貴重な資料をご提供戴きありがとうございました。

 

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