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雨がシトシト降っている月曜日。なんだか憂鬱になります。
桜の蕾も今か今かと開くのを待っているに違いありません。
そろそろ、暖かい陽気になってもらわないと・・・。
窓を開けて、さわやかな新鮮空気を取り入れて、心も体もリフレッシュ!
といきたいものですよね。
でも、ちょっと待ってください。
日本の気候は特殊です。
多くの地域で、夏はエアコンなしには快適に暮らせない亜熱帯気候となり、冬にはヨーロッパのような寒冷気候となります。
この両方に対応したエアコンが普及するのは、コストパフォーマンスの点で理に適っています。
ただしエアコンだけで夏と冬の両極端な気候に合わせて快適な室内環境とするには、工夫が必要です。
「日本の家は夏をもって旨とすべし」という吉田兼好の言葉が示すように、かっての日本の家は日除けや通風により夏を凌いできました。
その為、こうした『採涼』により「エアコンなしで夏は乗り切れる」と考える人がいます。
でも通風が機能するのは、
周辺の緑が豊富で(土の面積が広く、昼間の熱を蓄えない)
隣の家との距離があり
プライハジーが確保出来て
防犯や
排気ガス
エアコンの室外機からの熱風
などの心配がない場所に限られます。
また自然の風の強さや向きはコントロール出来ません。
そして通風によって体感温度は下げられますが、室温が外気温以下になる事はなく、湿度も下がりません。
自然通風を意識した設計は必要ですが、盛夏の時にはエアコンに頼らざるを得ないのが現状であり、その有効的な使用方法が求められています。
通風を重視するには難しい敷地条件を、以下に挙げてみました。
隣家が近く、通風が取れない。またプライバシーの確保が難しい。
近隣に大きな建物が建つ可能性がある。通風条件が変わる。
コミュニティの結束が希薄。犯罪が多い。
アスファルトの道路やコンクリートの建物が多い。昼間の熱を蓄えて夜に放射する。
排気ガスや臭気、エアコンの室外機からの熱風が気になる。
都会で採涼を求めるのは、中々難しいのかもしれませんね。
高原のような、爽やかな風を期待するのは無理なようです。
やっぱり、断熱・気密性能を高めた家で適度にエアコンを利用するのが一番だと思います。
これなら。夏も冬も大丈夫。
「風が強い日って、床がざらざらするのよね。」
思い当たる方、いますよね?
それ、気密性能が悪い家の特徴です。
住宅の隙間の恐ろしさを以前にご紹介したページを以下に挙げました。
http://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/860a7f21e4b5e56026548e0b4c095b98
もしよろしかったら、御覧ください。(結構長文です。)
https://www.assetfor.co.jp
posted by Asset Red(お客様に家づくりオタクと言われてしまいました。)
東京都練馬区北町2-13-11
03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分