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住宅会社選びの天国と地獄というお話です。
ハウスメーカーのメリットを挙げれば次の通りです。
最大のメリットは、モデルハウスをいつでも見学でき、現物を確認出来る事です。
規格品もありますが、ほとんどのメーカーは自由設計に対応しています。
総合展示場に行けば、様々なメーカーのモデルハウスを比較検討出来ます。
そしてモデルハウスにいる営業マンは、皆カッコよくスマートです。
私の体型とは大違い。彼らは現場に出てくる前に一通りの住宅建築に関する研修を終えていますので、ある程度の知識は持っています。
打ち合わせしていくプロセスもレールが引かれていますので、スムーズに進む事でしょう。ほぼ要求通りの家が出来る事は間違いありません。
プランの打ち合わせ、住宅ローンの組み方等資金計画、契約後の地鎮祭・上棟式の準備を手伝い、または相談に乗ってくれます。
セールスの特訓道場で訓練を積んだ営業マンですから、きっと満足のいく対応を期待できるでしょう。
モデルハウスで見学した商品が気に入ったとすれば、特に問題はありません。
強いて言えば、「あなたの予算で無理なく買えるかどうか？」という不安だけです。
品質にも特徴があります。
ハウスメーカーは、自動車や家電製品のように住宅を作っています。
出来るだけ工場で生産をして、現場に届けて組み立てる。
それによって、品質が均一に仕上がります。
ハウスメーカーは住宅を工業製品と位置づけ、実に全国で1000～10000棟ほども販売しています。
では、デメリットを説明します。
と言っても、大きなものはありません。元々優れた家なのですから。
でも小さなものはあります。
まず、営業マンが短期間でいなくなるかも・・・。
欠陥住宅という言葉を出すと、裁判になる事も・・・。
契約すると営業マンの態度が変わるかも・・・。
設計変更が大変です。
手付金が高い傾向にあります。
解約金はさらに高い傾向にあります。
出来てもいないのにお金を要求する事があります。
建築中の家を営業マン同伴でないと見せてくれません。
職人・大工と話をさせてもらえません。
引き渡し時にどんな理由があろうと、100パーセント入金をしなければ住む事が出来ません。
自由設計と言っていたのに、自由度が少ない事もあります。
特殊な工法で、トラブルの際に原因がわかりにくい場合があります。
モデルハウスのように建つ事はまずありません。
完成時にそのギャップに泣く事も・・・。
工事をそっくり丸投げするメーカーも多いようです。
お客様に全ての図面を見せません。
等々・・・。
と言うところで、今回はオシマイです。
この続きは、また明日。
お楽しみに・・・。
安くていい家/平秀信 著/インデックス・コミュニケーションズ 刊より抜粋・引用しています。
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posted by Asset Red
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