解体工事進行中です。

『FPの家 Y邸』

解体工事、進行中です。

 

単管足場を掛けて、これから養生シートを掛けます。

 

 

室内の石膏ボードはあらかた撤去しました。

「とにかく寒い家でした。」

「たぶん断熱材なんて、入っていないと思います。」

そう、仰っていたお施主様は正しかったようです。

床も壁も天井も、無断熱状態でした。

リフォームした部分の壁には、申し訳程度に厚さ50ミリのグラスウールが入っていましたけど・・・。

 

当然、間柱に断熱材の耳も留め付けられていません。

石膏ボードと断熱材の間には、大きな通風層が出来ています。

壁に入っていたグラスウールの断面は、埃で真っ黒でした。

おそらく天井には断熱材が入っているのでしょうが、床には入っていません。

まして、通気止めの施工なんて・・・。あるわけないですよね。

床から壁を伝って天井裏まで、冷たい空気がビュービュー上がった事でしょう。

その際の壁の表面温度は5度位だったのかも知れませんね。

ストーブをガンガン焚いても、寒いハズです。

でもそのおかげで、壁内結露によるカビや腐朽菌の繁殖は見当たりませんでした。

幸か不幸かわかりませんけど・・・。

上図は、住宅ストック5000万戸の断熱性能を断熱の程度で分類したグラフです。

全体の39パーセントに当たる無断熱の家。まさに『旧Y邸』がこれに当たります。

リフォームした部分は、全体の37パーセントに当たるS55基準に該当します。

いずれにしても、その冬の寒さを想像するだけで身震いしちゃいます。

イギリス保健省によれば、寝室温度は18度。リビング温度は21度が推奨温度です。

それ以下の温度環境では、健康な生活は維持出来ません。

暖かい部屋と寒い部屋の温度差は、ヒートショックの危険性を高まるばかり・・・。

安心してください。

新しくつくる家は、夏涼しく冬暖かい省エネ住宅です。

今までの家よりも少ないエネルギーで、健康・快適な生活をお約束します。

早く、お引っ越し出来るよう頑張ります。

引き続き、現場の進行状況をこの場でご報告いたします。

お楽しみに・・・。

  

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