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『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。
第7回目も『腐朽』についてのお話です。
建物を腐朽から守る為には、水分を完全に遮断する事が大切です。
また水分が侵入してきても、長時間滞留させないで建物の外に排出する構造を工夫する必要があります。
未知の要因によって、水の滞留の恐れが回避出来ない時は、薬剤による防腐措置を行う必要があります。
土台などは腐りやすい環境にあると言えるでしょう。
構造的な工夫としては、以下のようなものが挙げられます。
1.水平部材については、十分な水返し勾配をつける。
2.水仕舞を完璧にする。特に接合部においては水を滞留させないように水切りの工夫をする。
3.1及び2の構法的配慮をした上で、止むを得ず水掛かりの恐れがある部位の木材は、耐朽性の高い樹種および材料を用いる。
今回はここまでとします。
次回は『シロアリ』についてのお話をさせていただきます。
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