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『木材・腐朽・シロアリ・キクイムシ・腐食並びに防腐・防蟻処理及び耐久性に関する基礎知識』のご紹介、まだまだ続きます。
第17回目は『構造用集成材の防腐・防蟻処理』についてのお話です。
集成材は、複数の挽板をその繊維方向を互いにほぼ平行にして積層接着した一般材ですが、その個々の構成の挽板に予め加圧注入処理して積層接着する場合と、既に積層接着された集成材に加圧注入処理する場合とがあります。
防腐・防蟻効果の観点から見ると前者の方が望ましいですが、その比較を以下に示します。
特殊な処理方法としては、集成材の一部のみが屋外に露出し、雨水に晒される可能性がある場合には原則的には最も劣化環境の厳しい条件に合わせた対策を取るべきですが、実用上は当該部分についてのみ挽板を加圧注入した物を使用する事によりコストダウンを図る場合があります。
その例を以下に示します。
今回はここまでとします。
次回は『各種薬剤の耐久性』についてのお話をさせていただきます。
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