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換気についての基本的なお話しをご紹介しています。
第7回目も『全般換気方式の特徴』というお話しです。
2.強制排気方式(第3種換気)
強制排気方式は、室内の汚染された空気を機械動力によって室外へ強制排気し、各居室に設置された自然給気口から室外の新鮮空気を給気する方式です。
トイレや浴室の局所排気を併用して換気計画をする事も可能です。
施工も容易であり、強制給排気方式(第1種換気)に比べると安価に設置する事が出来ます。
しかし寒冷地では、自然給気口からの屋外の新鮮空気導入は室内外温度差による影響を受けやすいので、配慮が必要になります。
年間を通じて室内外温度差が比較的小さい温暖地の住宅、特に高気密の平屋建て住宅では局所換気利用の第3種換気方式が有利な条件になる事もあります。
温暖地等で通風に配慮した開放的な間取りや室間開口部の工夫をしている場合も、同様に有利な条件になる事があります。
台所のレンジフードで調理時の大風量換気を停止しても、小風量でファンが回り続ける常時運転機能(24時間換気機能)のついたものは、全般換気に使用する事が出来ます。
このような換気扇はフィルターの交換やファンの取り外しが出来るようになっているので清掃も行う事が容易です。
今回はここまでとします。
次回のお話しは引き続き『全般換気方式の特徴』となります。
幻冬舎ルネッサンス 刊/北村忠男 著/高気密木造住宅をもっと知ろうから抜粋させていただいています。
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posted by Hoppy Red
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