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換気についての基本的なお話しをご紹介しています。

第8回目も『全般換気方式の特徴』というお話しです。

3.強制給気方式（第2種換気）

強制給気方式は給気を機械動力によって行い、排気は自然給気口から行う方式です。

天井裏や壁体内の有害物質が室内に侵入しにくくなり、建物の目に見えない隙間からの外気の侵入を抑えたりする効果があり、室内空気の清浄を保ちやすい方式です。

しかし気密性能が低い住宅の場合は、壁内部への湿気の侵入による直接目で見る事の出来ない壁体内結露発生の危険がある事や、給気用換気扇近くの外壁から排気されてしまい給気用換気扇から遠い部分の換気量が不足する事があります。

このため気密性の悪い住宅には採用出来ない方式となります。

鉄筋コンクリート造の共同住宅等で壁内部への湿気の侵入による壁体内結露の危険性の少ない場合に適した方法です。

今回はここまでとします。

次回のお話しは引き続き『全般換気方式の特徴』となります。

幻冬舎ルネッサンス　刊/北村忠男　著/高気密木造住宅をもっと知ろうから抜粋させていただいています。

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