blog
『FPの家 Y邸』
朝から、構造金物の取付が行われています。
今日のところは柱脚・柱頭金物が中心となります。
HD金物
CP金物
HC金物
短冊金物
構造計算によって算出された、それぞれの引き抜き強度に応じた金物を所定の方法で取付ていきます。
接合金具と言われる釘・ビス等も認定基準に従って、丁寧に留め付けます。
釘・ビスの太さや長さ・取付本数等が全て決まっていて、それ以外は規定の耐力が認められなくなってしまいます。
長ければいいとか、こんなに留める必要なんかない。と言った経験則が全く通じない部分だと言えます。
2階では、ネダノン合板の留め付けが行われました。
弊社では、910×1820×28の実加工の無いタイプを採用しています。
上図のように、長さ75mmのN釘を外周部150mm間隔で、内通り200mm間隔で床梁もしくは受材に留め付けます。
バルコニー部分は、断熱境界に当たるため、合板を留め付ける前に6角ボルトおよび丸座金が納まった座掘り部分の断熱処理をする必要があります。
梁上のお饅頭が発砲したウレタンです。
座堀り部に現場発泡ウレタンを充填し、乾いたところではみ出した部分を切除します。
FPウレタンパネルを嵌め込み、アルミテープによる気密処理を行いました。
その上に合板を敷き込み、N釘を打ち込めば完了です。
みなさんは、ネダノン合板の90パーセント以上に国産材が使用されているのをご存知でしょうか?
合板と言えば輸入材という認識が強いと思われますが、平成17年以降はその半数以上を国産で占めているようですね。
また、グリーン調達法における合法木材により供給されていますから、違法伐採による熱帯地域の森林破壊の要因にもなりません。環境保全にも役立つ木質建材ですから、安心して使えます。
屋根の上では、下葺材の施工が行われています。
アスファルトルーフィングと言われる巾1000mm程度のロール状になったものを、野地合板の上を転がしながら敷き込んでいきます。
1巻当たり23kgもの重さがありますから、屋根上に運び上げるのもひと苦労です。
留め付けは専用のハンマータッカーを使います。(大きなホッチキスみたいなものです。)
軒先から順番に敷き込み、重ね寸法は上下100mm以上・左右200mm以上取ります。
下葺材の施工が終わったら、広木舞部分にGL鋼板製の軒先キャップを取り付けます。
軒先キャップの参考画像です。
この部分は雨掛かり部分であり、経年により退色するまでの期間が短いため、それを防ぐ目的で弊社では標準的に取り付けています。(それほど目立つ部分ではないんですけど・・・。)
今日の作業は、こんなところでしょうか。
これで、雨が降っても大丈夫。ひとまず安心ですね。
明日から3日間、現場は休業となります。
休み明けは、引き続き構造金物及び筋交いの取付からスタートする予定です。
現場に携わる方々、しっかりと体を休めて休み明けに備えてくださいね!
お疲れさまでした。
https://www.assetfor.co.jp
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11 電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分