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『住宅燃費』と低燃費な家についてのお話をシリーズでお伝えしています。
第5回目も引き続き『省エネのメリット』です。
ヒートショックという言葉をご存知でしょうか?
真冬の暖房された部屋から寒い部屋に移動した際に、身体が一定の温度を保とうと血管の収縮を行います。
この時の血圧が急激に上昇し、心臓や血管に負担がかかる状態を言います。
家の温度差を無くす事がヒートショック防止に繋がります。
段差を無くすバリアフリーだけでなく、室内の温度差を無くすバリアフリーへ。
その為にも蓄熱・保温効果は重要なカギになります。
心疾患・脳血管疾患・溺死・溺水による死亡者数は冬季に増加しています。
2011年には約17,000人もの方々がヒートショックに関連した入浴中急死をしたとみられています。
その数は交通事故による死亡者数を4,611人を大きく上回っています。
その対策は、住宅内に寒い場所をつくらない事。温度差を無くす事しかありません。
寒い家が怖いのは、ヒートショックだけではありません。
そもそも、寒いという事自体が命の危険を招く事を多くの日本人は知らされていなかったのです。
英国では、居室21度・寝室18度を推奨温度としています。
16度を下回ると、呼吸器系疾患に影響が見られ
12~9度になると、血圧上昇・心臓血管疾患のリスクが高まります。
5度以下では低体温症を引き起こします。
これらは国を挙げて周知徹底され、室温の低い家はその所有者に改修命令が出る事になります。
それに従わないと、使用停止命令~強制撤去とかなり厳しい法律になっています。
低燃費な家は省エネで暖かい家です。
暖かい家は健康で快適な家です。
健康で長生き。最後は苦しむ事なくご自宅で静かに息を引き取る『ピンピンコロリ』と
病気に苦しみ、最後までの時間を病院と共に生きる『ネンネンコロリ』。
あなたはどちらを選びたいですか?
低燃費な家は、消費エネルギーの低減を図れるだけではありません。
医療費・保険費用・通院や入院による遺失利益を考えると、それなりの費用を削減できることでしょう。
幸福感や生きがい・遣り甲斐等々・・・。それ以上のメリットも期待できると思います。
今回はここまでとします。
次回も引き続き『省エネのメリット』をお届けします。
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posted by Hoppy Red
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