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『FPの家 Y邸』
本日より、普通に大工工事を行っています。
まずは、屋根の状況をご報告します。
下葺材の施工、きれいに終わっています。
連休中の雨も、現場を濡らす事なく「ホッ」としました。
1・2階では、筋交いの取付が行われています。
写真は45×90の筋交いをタスキ掛けにしたところと、筋交いプレートの取付たところです。
構造図面を見ながら、間違いのないように取付けます。
写真は、土台の内側に取付られた「パネル受け」です。
以下、床パネルの施工マニュアルより抜粋しました。
筋交いの施工が終わると、いよいよFPパネルの施工が始まります。
その前の準備として、パネル受けの取付を行います。
土台同様にオレンジ色の防蟻剤が塗布されています。
もちろん、パネル受けの土台側及び土台のパネル受け側にも塗布されています。
床パネルの接合部や裏面にもしっかりと防蟻処理を行います。
弊社では、『ホウ酸系防蟻剤』を採用していますが、その特徴は、こんな感じです。
まず、なによりも大切な事。揮発しない為、室内空気を汚染する心配がありません。
一般的な農薬系合成殺虫剤は持続効果が3~5年と言われていますが、ホウ酸系の持続効果は非常に長くなっています。
これはホウ酸が鉱物由来であり、揮発や分解しない事が関係しています。
ホウ酸は、米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈で採掘される「ホウ素塩鉱物」を精製して作られます。
ホウ酸は鉱脈の他にも海水・淡水・岩石・すべての植物・土壌などに存在する「天然物」です。
「ホウ酸」と聞いて、まず頭に思い浮かぶのは「目薬」や「ホウ酸ダンゴ」ではないでしょうか?
これらは、ホウ酸の哺乳動物には安全で、それ以外の生物には厳しく作用するという特徴を活かしています。
元々生物は、細胞中のホウ酸濃度が一定以上になると代謝が停止し、死んでしまいます。
腎臓を持たない昆虫などには効果テキメンです。耐性が出来る事もありません。
また遺伝子の中に組み込まれた情報が、ホウ酸を忌避させてしまいます。
血液浄化作用のある哺乳動物は、細胞に届く前に尿で排出する仕組みになっていますからご安心ください。
植物は、ホウ酸が無いと枯れてしまいます。
すべての植物は微量のホウ酸に依存しながら繁茂を続け、必要なホウ酸を大地や水から調達します。
人間は必要なホウ酸を植物から得ています。
ホウ酸は植物にとって不可欠であると同時に、人間にとっても栄養学的に重要なものです。
住まいの大敵、シロアリや木材腐朽菌・キクイムシから長期に渡り守ってくれる防蟻剤です。
そこに住まう方の健康・安全だけでなく、施工者の健康・安全を守る事が出来るからこそ丁寧な施工が可能になると思います。
いかがでしたか?
ホウ酸のすばらしさ、ご理解戴けたでしょうか。
現場は今日・明日の2日間、筋交い取付や金物取付等を行います。
月曜日には壁パネルが納品されますので、その為の準備で大忙しといったところでしょうか。
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