低燃費な家9

 

『住宅燃費』と低燃費な家についてのお話をシリーズでお伝えしています。

第9回目も引き続き『住宅燃費を良くする為に必要な事』です。

入居後には経年変化により断熱材が湿気や結露の影響でずり落ちてしまったり、断熱性と気密性が損なわれないようにする事が重要です。

水は空気の約30倍も熱を伝えやすい性質を持っていますので、断熱材が水分を含むとその性能は著しく低下する事になります。

この状態では燃費に悪影響を及ぼすだけでなく、結露状態が長く続く事で断熱材や構造体を腐らせる原因となります。大切な家の寿命を大きく縮めてしまうでしょう。

家にとって結露は大敵です。見えない場所こそ、常に乾いた状態に保つ必要があります。

結露は空気中に含まれている水蒸気が、温度差や湿度のバランスで現れる現象です。

 

冬に窓に水滴がつく結露は拭き取る事が出来ますが、壁の中で発生する内部結露は知らない間に家を腐らせてしまいます。

家の隙間を無くして湿気の侵入を防ぐ事。

さらに水分を吸収しない断熱材を使用する事が望ましいと言えるでしょう。

エネルギー資源が少なく、高温多湿の日本だからこそ、もっと断熱性能や気密施工に気を使い、いつまでも長持ちする家をつくっていきたいものです。

経年変化により、断熱性能は低下するには理由があります。

断熱材の選定が『大きな鍵』と言えそうです。

気密性能の低下も大きな問題です。

上イラストのような状況では、気密性能の低下も当然のように思えます。

築2~14年経過した全国50棟以上の『FPの家』で気密の再測定を実施結果となります。

経年後もC値の平均は0.78cm2/m2という結果になっています。

サッシのパッキン劣化や、お客様が手配した入居後の電話やTV配線の通線後の孔の未処理等々の理由により、若干の劣化は認められるものの十分な気密性能が確保されている事が確認できる結果となりました。

結露は建物に悪影響を及ぼします。

でも、それ以上に人体への影響も大きいのです。

結露によるカビの発生およびダニの増殖を招く事になります。

室内空気がハウスダストやカビの胞子・ダニの糞や死骸で汚染される事で、喘息・アトピー・アレルギーを引き起こす原因となります。

温度差をつくらない事、結露の発生を防ぐ事、適正な計画換気が行われている事が快適な住環境をつくり、住まわれる方の健康を維持・促進する事が可能になります。

FPの家には『無結露50年保証』がついています。

結露が招く様々な問題を気にしなくてもいい家と言えるでしょう。

2011年11月~翌年3月にかけて、全国で『FPの家』に住まわれたご家族に『健康改善効果に関するアンケート』を実施しました。

1123家族4227人の方から回答を得る事が出来ましたが、その結果が上グラフです。

驚いた事に、全体の86.2パーセントの方々が何らかの意味で健康改善効果があつたと回答していました。

FPの家の断熱性能・気密性能・機能する適正な計画換気・蓄熱・保温効果等々が、健康に寄与している事を裏付けるデーターと言えるのではないでしょうか。

今回はここまでとします。

次回は『まとめ』をお届けします。

  

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  posted by Assed Red

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