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お知らせです。
いよいよ、弊社も『ZEHビルダー』の仲間入りをする事が出来ました。
以下のページで、弊社がZEHビルダー登録業者である事が判ります。
是非、ご確認ください。
「ZEHビルダーって何?」という方がいるかも知れませんね?
順を追って、簡単に説明したいと思います。
過日のパリ協定において我が国はCOP21を批准しました。
つまり、地球温暖化対策としての省CO2・化石燃料使用削減、そして省エネルギーを強力に推進する義務を世界に対して負った事になります。
これを受けて、住宅においては以下のZEH普及に向けたロードマップが発表されました。
ZEH(ゼッチと読みます。)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字をとった略語です。
住宅で消費するエネルギーを
外皮性能の強化や
高性能設備の採用で
可能な限り削減する事を図ります。
その上で太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを活用し
その合計を正味(ネットで)ゼロ以下とする住宅を言います。
ここで言う消費エネルギーは上表のような『一次エネルギー消費量』で示されますが、家電等の消費量についてはカウントされていません。
一次エネルギーについての説明は割愛させていただきますが、ご興味のある方は弊社HPをご覧ください。
ZEHのイメージは上図のようになります。
ZEHに関する情報発信やZEHの建築を積極的に推進し、2020年までに新築する住宅の過半をZEH化する事を約束した建設業者をZEHビルダーと言います。
ZEHビルダーとなった弊社も、当然の事ながらZEHを推進します。
ZEHを建てる知識・技術を持ち、省エネな家づくりを考えている方々に正しい情報を発信します。
でも、やみくもにZEHを建てる事を勧めたりはしません。
家を建てる場所、そこに住まうご家族の生活スタイル、そしてイニシャルコストとランニングコストのバランス等々。
きちんと検討し、そのメリット・デメリットを明示し判断の為の材料を提示致します。
例えば、こんなケースが多く見受けられます。
ZEHの基本は高断熱住宅です。UA値で言うと、東京の場合0.6W/m2・Kの性能を求められます。
必ずしも高気密住宅ではありません。
何故なら、ハウスメーカーの家づくりの多くは気密性を確保出来ないばかりか気密性が確保できていない事を確認する事もできないからです。
高気密でない高断熱住宅は、優れた外皮性能を実際に発揮する事が出来ません。
イラストの家は暖かい帽子やダウンジャケットで全身を包んでいますが、高気密でない住宅は首元や襟ぐり等の隙間から冷たい風が侵入し、暖かい空気が逃げてしまうからです。
当然、省エネ住宅ではありません。
でもZEHには、一次エネルギー消費量がH25基準に相当する家よりも20パーセント以上少なくなる省エネ性能が求められています。
どうしたらいいと思いますか?
答えは簡単です。
高性能設備を使って、設備機器の消費を低減すればいい訳です。
これがいわゆる、ハウスメーカーが大好きな『メカメカZEH』ですね。
こうして、ある程度抑制された消費エネルギーを正味ゼロにする為に大活躍するのが太陽光発電になります。
こんな話も聞こえてきます。イニシャルコストの話です。
高性能設備の性能・効率は年々上がっていきます。反対に価格は下がっていくでしょう。
でも、住まいの高断熱・高気密化は手間暇かけるほど(お金を掛ける)ほど性能が上がります。後でやろうとすれば、その費用対効果は下がる事になってしまいます。
設備中心の家は設備投資が大きい割に、将来の資産価値を下げる事になります。
焦って、今付ける事はありません。
とりあえず外皮性能を高めておいて、チャンスが来たら再生可能エネルギーの設置を行うという選択もアリだと思います。
省エネを得るために無理やり太陽光パネルを屋根いっぱいに設置し、大雪で近隣と仲違いなんて事もあり得ます。
融雪用ヒーターを後付けする事になれば、せっかくの太陽光も台無しです。発電した電気をヒーターで消費する事になってしまいます。
立地条件や周辺環境に対応した、省エネ住宅を建てる事が一番です。
地域に根差したZEHビルダーになりたいと思います。
お客様に不利な条件があれば、ZEH化を勧めないZEHビルダーになりたいと思います。
ZEH化したくなったら、すぐZEHに出来る家をつくります。
BELSによる燃費表示を行い、住宅の正しい価値をアピールします。
100人の味方を作るのは大切な事です。
でも、1人の敵も作らない事はもっと大切な事だと思います。
地域密着工務店のこだわりです。
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posted by Asset Red
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