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本日、お客様の家にお邪魔してきました。

メンバーはサッシ業者と弊社設計担当者及び私の3人です。

お客様との出会いは、『ＦＰの家/Ｓ邸』の完成現場見学会でした。

「寒くで仕方ない」

とお嘆きのお母さまからの『断熱リフォーム』の依頼です。

九州で積水ハウスの家に住んでいたそうですが、訳あって引っ越したのが中古のヘーベルハウスだったそうです。

「積水ハウスの方が、まだ暖かい。寒くてたまらない・・・。」

お母さまが何度も繰り返し、おっしゃっていました。

築15年に至った今、断熱リフォームを決意し弊社に声を掛けていただけたそうです。

現場に来てみれば、予想に反してきれいな建物でした。

とても築15年とは思えません。

外壁や屋根は、多少汚れていますが築年数を考えると非常に優秀です。

　

屋根の劣化は仕方ないと思います。

板間シールの藻が気になった程度でしょうか。

一部破損による修理を行うため、この機会に外部塗装の塗り替えも提案する事になりました。

今回行う断熱補強工事は、割りと大がかりになります。

既に内窓を取り付けている窓以外の全ての窓に、複層ガラスを入れた内窓を取付ます。

同行したサッシ屋さんが、手際良く採寸してくれました。

玄関ドアもカバー工法を採用し、断熱タイプに変更します。

ついでに、掃き出し窓のシャッターを電動タイプに変える事になりそうです。

外壁及び外気に接する床、その他の床、屋根全ての内側に現場発泡ウレタンをたっぷり吹付けます。

ユニットバスも入れ替える為、無断熱の浴室部分の土間を基礎断熱に変えます。

電気ボックスに防気・防塵カバーを取付け、防湿フィルムの施工を行います。

なにしろ、15年前の建物ですから、気流止めの施工が全くされていません。

コンセントやスイッチプレートからの隙間風がピューピュー感じられる状態です。

引違窓の上部に設けられた換気框を閉じても、隙間風は止まりません。

　

空気層6ミリの複層ガラスが入っていましたが、3階バルコニー出入り口のガラスが結露していました。

透明ガラスの内側が白く曇ってしまい、スリガラスのようになっていました。

おそらくガラスのシール部分に施工不良があったのでしょう。

同行したサッシ屋さんからは、「瑕疵にあたります。」という言葉がありました。

設備の交換や内装のやり替え等々。

それなりのお時間を戴く事になりますから、工事中は仮住まいに引っ越して戴きます。

段取りをよくし、一日も早く完成出来るように頑張りたいと思います。

工事が始まりましたら、この場を借りてご報告したいと思います。

15年前のヘーベルハウスの施工って、どんな感じなんでしょうか？

「今までの家よりも、快適になったよ！」

そう言ってもらえるように、頑張ります。

  

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