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ごめんなさい!
見学会の準備の模様を撮影してご報告する予定でしたが、すっかり忘れてしまいました。
代わりに『今回の見所』をご紹介したいと思います。
実に地味な部分で恐縮なんですが・・・。
ユニットバスの下、基礎部分の写真です。
銀色に輝いているのは、断熱材です。
弊社では熱貫流率が0.021W/m・Kの製品を採用しています。
いつもはユニットバスに隠れて見えませんが、この部分の断熱施工も非常に重要なんです。
以下、施工マニュアルをご紹介します。
温暖地における以前の住宅においては、浴室部分に『気流止め』を施工する事はほぼありませんでした。
一般部が床断熱の場合、玄関土間やユニットバスの床は断熱施工が非常に難しい部位です。
きちんとした断熱施工を行わないと、冷たい外気は床下を通じて壁の中を通り、室内側に侵入する事になります。
今回は、浴室下部についてお話したいと思います。
寒冷地では当たり前であった、『床下からの冷たい外気が浴室下部の空間に侵入しない為の施工』。
すなわち気流止めの施工が、不可欠であるにも関わらず見逃されていたのは、設計者・施工者の無知そして床下を封鎖すると結露を起こすという誤解が原因でした。
上図は、NG施工です。床下が外気と同じ状態になっています。
床下からの冷気がユニットバスまわりの壁体内や室内に流入する事になります。
その為の防止措置は以下の通りです。
ユニットバス廻りを基礎断熱にする方法です。
ユニツトバスの周囲の基礎と土台の間に基礎パッキンを使用している場合は、気密パッキンを使用するか断熱材で孔を塞ぐ必要があります。
こうする事でユニットバス下部は室内と同じ扱いとなります。
弊社の場合は、この方法を採用しています。
基礎立上り部分に30mm、耐圧盤の上に50mmの厚さの断熱材を採用しています。
下部が遮断されているユニットバスを使う方法です。
床下は外部空間として扱います。
ユニットバスと外壁断熱材や床断熱材との取り合いに気流止めの施工が必要となります。
ユニットバスの床下を点検する事もありますから、断熱タイプの基礎点検口の設置が必要となります。
ユニットバスの下部空間も室内と同様に、気密処理を丁寧に行わないとなりません。
「お風呂の床がスースーとして寒い」なんて家は、もしかしたら、こうした施工をしていないのかも知れませんね。
弊社で以前に施工した家の赤外線写真です。
窓の近くは19度位になっていますが、床面は壁面とほぼ同じ20度位になっているのが判ります。
きちんとした施工をすれば、浴室が寒いなんて事はありません。
暖かくて快適な家にする為の工夫のひとつをご紹介しました。
実際の施工は、明日現場でご確認ください。
スタッフ一同、お待ちしています。
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