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昨日、FPコーポレーションの方々と、品川にある『YKK AP体感ショールーム』へお邪魔して来ました。
来月からオープンされるこのショールーム、現在はプレオープン期間です。
建築関係者のみ見学が可能になっていて、残念ながら一般の方は見る事は出来ません。
なかなか面白いと人伝に聴き楽しみにしていたんですが、予想以上の出来具合に大満足。充実した2時間を過ごす事が出来ました。
残念ながら、撮影は一切NG。
許されたのは、受付と正面玄関だけでした。
受付の前で出迎えてくれたのは、ペッパー君。
時間が少しあったので、手相占いをしてもらおうとした私。
「手相が認識出来ませんでした。」
「又のご利用をお待ちしています。」とつれない対応をされてしまいました。
出だしは不調です。
この後VIPルームに通され、案内をして頂く女性の方から簡単な施設説明を受けました。
さあ、いよいよ体感ショールームへ突入です。
戴いたパンフレットから抜粋して、ご紹介したいと思います。
全体のマップです。総面積470坪とか言っていました。(多分・・・、うろ覚えで申し訳ありません。)
見学のポイントとしては、
1.窓の性能の違い(室温のムラや部屋間の温度差)を空間で体感でき、見える化したデーターで実感いただけます。
2.新商品や高付加価値商品を実物で確かめていただき、機能性や使い勝手も実際に試していただけます。
3.セミナールームやラボで行われる研修などにご参加いただき、高性能窓の設計や施工のポイントを学んでいただ けます。
ガイダンスゾーンは、受付と『サッシメーカーから窓メーカーへ業態を変えた』YKK APの製品づくりに関するこだわりを紹介するコーナー。そして未来の窓という、ちょっとおもしろいコーナーから構成されています。
未来の窓、楽しいですよ。ドラえもんの世界に足を踏み入れたような気がしました。
商品展示ゾーンは、従来の展示スペースとあまり変わっていない様子。特に説明もありませんでした。
コミュニケーションゾーンは、大きな画面が各室に据えられているし、静かにプレゼンが出来そうでしたよ。
そしてなによりもワクワクしたのが、窓の性能体感ゾーンです。
A~Eまでの各ブースがそれぞれ、
A.昭和55年基準
B.平成25年基準
C.HEAT20のG1レベル(樹脂アルミ窓)
D.HEAT20のG1レベル(樹脂)
E.パッシブハウス(前沢)
の断熱仕様になっています。
また、それぞれで暖房室と非暖房室の室内環境を比較できるようになっているところが憎い配慮だと思いました。
事前に、壁の構成や窓種が確認できるカットモデルも見る事が出来ます。
パッシブハウスの断熱材には、森みわさんからの要請でFPコーポレーション製のものが一部使われているそうです。
残念ながらFP壁パネルではありませんけど・・・。
ピンク色のフェノールフォーム断熱材がそれです。ご覧になる機会がありましたら、是非ご確認ください。
Aから順番に体感させていただきました。
外気温度を-1度に設定してあるそうです。
室内のエアコンは20度設定と言っていたかな?
エアコンのおかげで、それほど差異はないのでは?
と思っていましたが、その思いは見事に裏切られてしまいました。
壁の表面温度や床温度、窓のコールドドラフトを赤外線画像や温度センサーで確認も出来ます。
でもやっぱり、足裏や背中に伝わる寒気が一番わかりやすいと思いました。
「そうそう、昔の家って床が冷たかったよなぁー。」とか
「お風呂に入る時、洗面脱衣室って寒かったよね。」
なんてヒソヒソ話をしながら部屋の温熱環境を体感していましたが、とにかく衝撃的だったのが非暖房室です。
H25基準の設定は真冬の非暖房室でも室温12度を下回らない程度と言われています。
確かに室温は12度位ありました。でも実際に体感してみると、寒くて仕方ありません。
こんな所にいたら、絶対体調が悪くなる。と実感できますね。
また暖房室においても、床や壁・窓の冷たさがヒシヒシと感じられました。
こんな断熱性能じゃ健康・快適は程遠いなぁー。
各室の光熱費の比較も出来るようになるそうです。
各室のUA値なんかも参考として提示してくれるといいなぁーなんて思いました。
バリアフリー対応商品の体験もできます。
ガラスや窓の仕様別に防音性能を比較できるコーナーもあります。
ただし、こちらはイマイチかも。
見せ方・聞かせ方に工夫をしないと、せっかくの展示も逆効果になるかも・・・。
あーっ、FPの家の体感スペースもあればいいのに・・・。
思わず同行した弊社の担当者を恨めしそうに見つめてしまいました。
最後に体感スペースの裏側、マイナス1度の世界も体感させていただきました。
寒い。すぐ出てきちゃいました。
いよいよ6月からオープンなんだそうです。
工務店さんがお客様とお連れして、案内係の方に色々な事を説明していただく事になります。
見て、体感して、納得する。
いよいよ、断熱性能を比較・検討出来る時代になったんですね。
本当に嬉しく思います。
みなさんも体感してみてはいかがでしょうか?
百聞は一見にしかず。いえ、一体験にしかずです。
詳細は、以下をご確認ください。
2時間、マニアックな質問に対して丁寧にお答えいただいたアテンダントの方、今回の見学を手配して戴いたFPコーポレーションの方、素晴らしい体感ショールームを作っていただいたYKK APの方々、本当にありがとうございました。
https://www.assetfor.co.jp
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11 電話:03-3550-1311
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