桐の板を張っています。

そうそう、関係ない話なんですけど・・・。

アセットレッドがアセットレッドになった理由、わかっていない方か大勢いるようです。

弊社が『ZEHビルダー』になったので、末尾に『Z』がつきました。

でも、PV(太陽光パネル)の搭載枚数が少ないので『Niary ZEH』を表す斜め文字にしている訳です。

一応、説明させていただきました。(どうでも良い!と突っ込まれそうですよね。)

『FPの家 Y邸』

サイディング工事完了しました。

 

足場と外壁の間が非常に狭い部分もあり、想像以上に捗りませんでした。

破風板の取付も完了しています。

 

今日はシーリング工事に先立ち、マスキングを行っています。

 

太った職人さんという訳でもないんですが、かなり窮屈そうに作業をしています。

くれぐれも怪我のないよう、作業を続けてください。

シーリング工事は明日まで続く予定です。

室内では、階段の施工が始まりました。

予め工場で加工されたものを現場で組立てます。

 

写真は側板に踏板を取り付けている様子です。

側板・踏板とも、ニュージランドパインの無垢材に植物性オイルを塗ったものになっています。

ちなみに、入口枠もニュージランドパインの無垢材に植物性オイルを塗ったものです。

押入の床には桐の無垢板(無塗装品)を使っています。

傷つきやすいから部屋の床材として使うのは考えてしまいますが、温もりが感じられる良い床材だと思います。

昔から美術品・貴重品を保存・収納する箱として使われていたのが、桐材です。

優れた気密性・断熱性・防湿性により、箱内部の温度や湿度を一定に保つ事ができ、万一の火災や水害などからも中の物を守る事が出来ます。

その特長は以下の通りです。

① 防湿性・防カビ性

桐 の特性で、一番知られているのが湿度調節が可能な点です。内部に空気を多く含んでいるため、湿気を吸収します。一定量の湿気を吸収すると膨張して 、内部への湿気の侵入を防ぎます。

乾燥時には水分を吐き出し、元通りになるため、内部は常に一定の湿度を保つことが出来ます。

② 耐火性

火事に遭っても桐箪笥の表面が炭化するだけで、中の衣類は無事だったという話を良く聞きます。

近年になって桐のこうした特性が科学的・学術的に証明され、衣類の保存だけでなく、貴重品の保存など多方面にわたって使用 されています。

明治期の黒い大きな金庫の内部も桐で作られていました。

火災で外側の鉄が真っ赤になり桐箱の外側がコゲても、箱の中味は無事だったそうです。

【金沢大学での実験資料】

1.厚さ1.2cmの桐と杉の板を450度に熱した。

桐は杉よりも早く炭化したが、30分後、杉板は半分が灰になり、桐板は炭化したままを保っていた。

2.桐と杉で作った箱を加熱した。

杉箱は95分後に発火したが、桐箱は130分後まで発火しなかった。

桐箱の内部の温度上昇は杉箱に比べて遅く、炭化層の断熱効果を確認した。

3.箱に水を掛ける と、杉箱の内部温度は変わらなかったが、桐箱の内部温度は約20度下がった。

厚さ2.4cmの桐板で使った箱は半分の厚さのものより内部温度が50度も低く、約70分後まで100度を超えなかった。

③ 防虫性

桐 はアルカリ成分が強いため、虫がつきにくいという特性を持っています。

紙類など虫がつきやすい物の収納には最適といえるでしょう。

このような事をふまえ宮内庁 などでは、天然空調や自然材の特長を活かす事を中心に貴重品の保存がなされているようです。

何故なら停電になり空調が止まり、大切な貴重品に「カビ」な どが生えてはならないからです。

現代の保存方法では、何百年保存出来 るという確かな実証がないので、7~800年も前からの方法が、今日も用いられているようです。

桐の実力侮り難し・・・。ですよね。

土曜日に『気密測定』を行います。

それまでには階段を完成させて、お客様を2階にご案内出来るようにしよう!

大工さんも頑張ってくれています。

今回の『C値』はどの位になるでしょうか?

今から楽しみにしています。

  

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