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前回は窓の重要性についてお話しました。
窓及び窓ガラスには、こんな効果も期待できますよ。
まずは高性能ガラスの代名詞、『Low-Eガラス』の構造を見てみましょう。
2枚のガラスの間には、乾燥空気が充填されています。
この動かない空気が、ガラスの内外の熱伝達を妨げ、結露を防止する役割を果たしています。
ここまでは、複層ガラスも同様です。
この空気をより熱貫流率の低い不活性ガス(アルゴンやクリプトン等)に変え、より断熱性能を高めたものも普及しています。
またガラスの内側に貼られたLow-E金属膜は、熱線を反射する事で輻射熱を大幅カット。
室外側ガラスの内側に貼れば夏の強い日差しをカットし、室内側ガラスの外側にはれば冬の暖かい日差しを採り入れつつ室内の暖かい熱を反射します。
前者を日射遮蔽型(夏型)、後者を日射取得型(冬型)と言います。
Low-Eガラスは紫外線カットの効果が高いのも特長のひとつです。
一般的な単板ガラスの紫外線カツト率は約26パーセントですが、日射遮蔽型のガラスのそれは約76パーセントにもなります。
上写真は太陽光による窓枠の変色比較(YKKAPによるシュミレーション)ですが、紫外線カット率の高いガラスを使用する事で変色を最小限に抑える事が可能です。
太陽光を採り入れつつ、紫外線はカットする。家具や床を傷める心配もすくなくなりそうですね。
紫外線は肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こす事が知られています。
皮膚ガンやシミの原因になる事も近年の研究でわかってきました。
太陽の光や熱は、上から降り注ぐだけではありません。
地面からの照り返しにも気をつけましょう。
芝生や植木も有効です。
強い日差しを防ごうと厚手のカーテンを閉める方も多いでしょう。
でもカーテン自体が熱くなり、ジワジワと室内温度を上昇させてしまいます。
そんな時には、すだれやよしず・グリーンカーテンなどの利用をお勧めします。
これらは窓の外側で日差しを遮る事が出来るため、室内への熱の侵入を大幅に抑えます。
強い日差しは窓の外側でシャットアウトが効果的です。
窓から侵入する熱の約65パーセントは日差しによるもの。
日射遮蔽型ガラスと日除けの併用がお勧めです。
上図は日差しを遮る『遮蔽部材』の取付位置による効果を表したものです。
窓の外の遮蔽部材は日差しの80パーセントをカットする事ができ、室内温度の上昇を大きく抑える事が可能です。
すだれやよしずがカッコ悪いという方には、こんな製品がお勧めかも。
最近では外付ブライントなんかも普及しています。
おうちにサンバイザーを付けて、夏涼しい家を実現しましょう。
つづく・・・。
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