素材感を引き出す日本伝統技術のひとつです。

『FPの家 Y邸』

現場ではサイディングのジョイント部や窓廻り等のマスキングが完了し、シーリング工事が行われています。

サイディングの木口にプライマーを塗布し、メーカーの推奨する変成シリコンを目地に充填します。

へらで余分なシール材を除去し、平らに均します。

横目模様に合わせて、シーリングも段々に仕上げます。

この後マスキングテープを剥がせば完了になりますが、とにかく必要箇所が多いので夕方までかかると思われます。

室内では、昨日から引き続き階段の施工を行っています。

コツコツと丁寧に組み立てています。

明日の気密測定にギリギリ間に合うかなぁー。

 

弊社では、ニュージランドパインに植物オイルを塗った階段を採用しています。

もちろん無垢材です。

表面が浮造り仕上になっている為、一般的な階段と比べて滑りにくいのが特長です。

住宅内の木質床材の滑り抵抗値(C.S.R値)は、木綿の靴下を履いた状態で0.30~0.40が目安にされています。

その数値が0.30未満であれば滑って転倒の危険が増す事になるし、0.9を超えればつまづく危険が高まります。

浮造り仕上の上に塗膜の張らない自然塗料を塗った踏板は、安全な数値を実現。

自然の美しさと感触を持ちながら、安全性も確保できます。

また、無垢の木材にはある程度まで乾燥すると周囲の水分を吸収して自らの水分を保とうとする性質があります。

反対に周囲が乾燥すると、内部の水分を放出する事が出来ます。

木は呼吸し、自然の力で湿度を適度に保つ訳です。

これを『調湿作用』といいますが、シート貼り仕上の木材にはこうした作用は全く期待できません。

浮造り仕上は、木肌の美しさや素材感を引き出す日本伝統技術のひとつです。

浮造(うづくり)とは、刈萱(かるかや)のを水にさらした後に干して紐で束ねた道具の事です。

木の板・などの柔らかい部分(春目:はるめ)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、木材の見た目を美しくするために使用します。

古い木材に使用するときは根の粗い部分を束ねたものを、また新しい木材のときは根の細い部分を束ねたものを、と使い分けるそうです。

簡単に手に入る訳でもないため、現在ではワイヤーブラシや電動工具で代用することも多いようですね。

また、こうした仕上げを浮造仕上げといいます。

浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになります。

表面に凸凹を施した板は傷も目立ちにくく、無垢材ならではの風合いが一層引き立ちます。

皆さまにも、ニュージランドパインの柔らかな感触や温もりを味わっていただけたらと思います。

完成現場見学会の際には、是非ご体感ください。まだしばらく先ですけど・・・。

  

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