梅雨入りですね・・・。

いよいよ梅雨入りです。

現場監督にとっては、なんとも憂鬱なシーズンになります。

早くも、ジメジメした空気を吹き飛ばす爽やかな初夏の風が待ち遠しいですよ。

エアコンだけに頼らない生活を送るためには、窓の活用が重要です。

窓から涼しい風を採り入れたり、部屋にこもった空気を換気したり・・・。

上手に利用する事で、電気代の削減を図る事も可能です。

でも窓を開ければ、そこから人が侵入します。

視線が気になる事もありますよね。

雨だって吹き込みます。

臭いや騒音が気になる事もあるでしょう。

窓を開けたまま出掛けたり、就寝するためにはこれらの問題を解決しなければなりません。

これらのヒントとなるお話をご紹介します。

窓を開ければ、人が侵入する恐れが高まります。

風を入れるにも、防犯性能を高めなければ安心できません。

防犯効果を高めるためには、細長い窓が有効です。

上図に示す3つの大きさのブロックが、いずれも通過できない開口は、侵入が不可能であり、防犯に有効とされています。

他にも、面格子・格子付の通風ドア・スリットタイプのシャッター等が有効です。

また開口部(窓)はその種類や位置により、防犯上下図のa・b・cの3つに分類されます。

 

a 住戸の出入口・・・玄関戸や勝手口戸など、外部から施解錠できるもの。

b 外部からの接近が比較的容易な開口部・・・

地面から開口部の下端までの高さが2.0m以下のもの。

バルコニー等から開口部の下端までの高さが2.0m以下でかつバルコニー等から開口部までの水平距離が0.9m以下のもの。

c その他の開口部・・・上記に該当しないもの。

防犯性の順番はa>b>cとなります。

玄関ドアや勝手口を開けっ放しにする方は少ないですよね。

でも、窓はどうでしょうか?

先述の防犯上有効な窓でない限り、開けっ放しで外出したり就寝する事は避けるべきでしょう。

つづく・・・。

南雄三のパッシブ講座 通風トレーニング /南雄三 著 /建築技術 刊 

より一部、抜粋・加筆修正させていただきました。

 

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