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外部塗装の塗り替えをしている現場です。
本日は、土曜日に引き続き空調機器の入れ替えと古い空調配管の穴を補修する作業を行っています。
室内機を外した壁の様子です。
ご主人が煙草を吸う為、白いクロスもすっかりベージュ色に変色していました。
白い部分が元の色になります。
立ち会って戴いた奥様もビックリです。
以前の空調機器は隠蔽配管と呼ばれる、配管が表面に出てこないものでした。
そのため、ドレンホースの中にスライムと呼ばれる細菌がゼリー状に固まったものが詰まってしまう事も多々ありました。
スライムと言っても上のような可愛い代物ではありません。
ごめんなさい。こんな感じです。ドロドロしていて変な臭いがします。
冷媒管とドレンホースはエアコンの室内機と室外機を結ぶ配管です。
前者は暖かい熱や冷たい熱を室内機に供給するための配管であり、後者は室内機で発生した結露水を排水するための配管になります。
ドレンホースが詰まると、結露水を排出する事ができなくなってしまいます。
排出されない結露水は室内機に溜まり、いずれ漏水する事になります。
漏水するたびにメーカーのメンテナンス担当者が訪問し、スライムの除去を行う。
こうした事がたびたび行われており、これがクレームになっていました。
今回採用した空調機器は、ダイキン工業のシステムマルチです。
1台の室外機で最大5台の室内機を動かす事が可能です。
省エネ性に優れ、室外機が1台で済む事から、外観もスッキリとします。
200Vの電源×1回路で事足りるのがうれしいですよね。
今回の入れ替え工事では、既存の室内機を6台+室外機×2台撤去し、空いた穴を塞ぎます。
天井を塞いだ様子です。
こちらは壁を塞いだ様子です。
この後クロス屋さんが来て、きれいに補修をする予定です。
そこに新しい室内機×4台+室外機×1台を設置します。
使わなくなったもう1台用の電源(200V)は、100Vに切り替えて外部コンセントとして使っていただきます。
今回は隠蔽配管ではなく露出配管になるため、スライムの発生もかなり少なくなります。
また、メンテナンスも容易に出来ます。ご自分でする方だっていらっしゃいますよ。
もし配管に異常が見つかり、交換の必要が出た時でも簡単に対応する事が出来ます。
でも、建物の外壁に配管しスリムダクトを被せる必要がある分だけかなり面倒ですね。
もちろん、足場がないと作業は出来ません。
今回のように、空調設備の交換と外部塗装の塗り替えをセットにして行う事を勧めているのにはこんな理由があったのです。
スリムダクトの写真です。
こちらは室外機とスリムダクトの写真になります。
後は試運転をすれば完了です。
明日、足場を撤去します。
梅雨入りを迎えてしまいましたが、なんとかギリギリセーフというところでしょうか。
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