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明日は、gooブログのメンテナンスが深夜0時~昼の12時までの間行われるようですね。
明朝に投稿するつもりでいたネタを、前倒ししてアップしちゃいます。
エアコンの原理は、注射の時に腕を消毒するアルコールで説明する事が可能です。
アルコールを浸した脱脂綿で消毒をした直後、スーッと冷たさを感じた経験は誰しもお持ちでしょう。
これはアルコールが蒸発する際に、腕の熱を奪うために起こる現象です。
この時奪われる熱を『気化熱』と言います。
皆さんも、エアコン(室内機)と室外機の間にパイプが繋がっているのを見た事があるでしょう。
あのパイプの中には『冷媒』と呼ばれる物質が入っています。
室内機に入るまで、冷媒は液体です。
しかし室内機内の『蒸発器』と呼ばれる機械の中に入って、圧力を下げられると気体に変わります。
この時室内機の空気は気化熱を奪われ、これが冷風の源となり、涼しい風が吹き出します。
さて、一旦気化した冷媒ですがそのままパイプを通って室外機まで戻ると、今度は『圧縮機』と呼ばれる機械の中で圧力をかけられます。
さっきまで気体であった冷媒は液体に戻り、機械の中で熱が生まれます。
この熱は、今まさに室内機から奪ってきたばかりの気化熱です。
冷媒が室内の熱を運んで屋外につまみ出した事になります。
電気の力で熱を移動させる機械。それがエアコンです。
熱は移動するだけで、消える訳ではありません。
室内から屋外に居場所を変えただけです。
言ってみれば、部屋を急いで片付けようとひとまずゴミの山を外に放り出したようなものです。
これが積もると街には『ゴミの山』が・・・。
建物の外皮性能を高め、隙間からの漏気を防ぐ事で、外気に左右されないようにする。
日射の侵入を防ぎ、採風を心掛け、エアコンの使用を少なくする。
こうする事で、健康・快適さを損なう事なく、省エネで省CO2な生活を送る事が可能になります。
エアコンの使用を減らすための工夫、お判り戴けたでしょうか?
あとは実行あるのみです。
今年の夏は暑いそうです。
健康・快適で電気代のかからない生活、是非実現しましょう
山田浩幸 著/エアコンのいらない家/エクスナレッジ 刊
posted by Assed Red
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