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雨樋の交換を行っている現場です。
梅雨の合間を縫って、本日足場の撤去終了しました。
とても築17目を迎えようとする家には見えませんよね。
定期的なメンテナンスを行っているからだと思います。
アルミ雨樋への交換も無事終了しました。
今回行ったメンテナンスは2つあります。
1つ目は樹脂製雨樋からアルミ製雨樋への変更です。
白く退色した雨樋が継ぎ目のないきれいな雨樋に変わった訳ですから、こちらは一目瞭然です。
2つ目が実にわかりにくい。
経年劣化で退色し木部が現れていた『広木舞』の裏に『GL鋼板』製の曲げ板を被せました。
上図の赤い部分が広小舞の裏になります。
この部分にL型の曲げ板を貼り付けました。
雨樋を付けると見えなくなってしまいます。
でも水掛かりの部分なので、傷みが早い部位でもあります。
この部材が木製であった為、定期的な塗り直しが必要だった訳です。
今回GL鋼板を被せた事で、メンテナンス性が大幅に改善されました。
GL鋼板とはガルバリウム鋼板と言われる、アルミニウム55パーセント・亜鉛43.4パーセント・シリコン1.6パーセントから成るアルミ亜鉛合金めっき鋼板です。
耐食性・耐熱性・熱反射性と共に犠牲防食機能を持ち、従来の鋼板よりも耐久性に優れています。
最近では、屋根や外壁にも良く使われるようになりました。
その耐用年数を20~30年と謳うメーカーもあるようですね。
確かに、錆びにくい素材ではあります。
でも錆びない訳ではありません。
もらい錆びや電蝕等注意する点はいくつかあります。
もらい錆びとは、釘やビス竪樋を固定する金具等からのさびによるものを言います。
鋼板を切った際に出る切り滓が残っていて錆びるケースもあります。
電蝕は、異なる種類の金属を接触させる事で発生するサビです。
アルミを鉄釘で留めたりすると、電蝕によるサビが発生します。
モルタルや防蟻剤との接触等による腐食もあります。
屋根や外壁に使う際には、充分な配慮が必要です。
でも広木舞裏であれば、比較的安心です。
釘や切り滓からのもらい錆びに注意すれば問題ありません。
これで当分は、心配する事もないと思います。
posted by Assed Red
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