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「住教育」とは住まいの教育です。
「衣・食・住」という言葉があるように「住まい」は生きていく上で必ず必要です。
住まいに関して学んでいただく事で、自分にとって快適な住まいとは何かを考え、住まいの選択ができる消費者を育成します。
本日参加した、企業向け勉強会のチラシにあるメッセージです。
割とこじんまりした貸会議室で行われました。
主催は、「一般財団法人住教育推進機構」
こんな団体です。
教本と資料はこんな感じです。
子供から、社会人、子供の養育を終えた親御さん。
時期に応じた教本が用意されています
8月を目処にまだまだ増えるそうです。
地域ごとにこの運動に賛同する企業に声を掛け、集まったメンバーと共に住教育を行います。
そのためのメンバーを集う説明会でした。
趣旨には大いに賛同できますが、うまくいくのかなぁーと心配になりました。
参加者も20名ほどでしたし・・・。
教本はこんな感じです。
小学生とその保護者を対象にしています。
左右見開きで、小学生と保護者用のページになっています。
P48 家の中でおこる問題
しつどが高いとまどガラスに水てきがたくさんつきます。
これを「けつろ」と言います。
けつろすると、体に悪いだけでなく家もいたんでしまいます。
けつろしたらまどを開けて空気を入れかえます。
けつろしないために新しい家では24時間ずっと空気を入れかえる作りになっています。
冬、リビングはあたたかいけど、ろうかやおふろ場が寒かったりします。
あたたかいところからきゅうに寒いところへいき、またあたたかいゆぶねにつかることでしんぞうにふたんがかかり「けつあつ」が上下し、たおれてしまいます。
これを「ヒートショック」といいます。
これも新しい家では「だんねつざい」をかべややねに入れて家の中すべてが一定の温度になるように作られています。
ちなみに、上の絵は塗り絵になっているそうです。
これに対して、
P49 保護者の方へ
結露は室内の相対湿度が高くなることで発生します。
相対湿度とはある一定の温度における飽和水蒸気量に対する空気中の水蒸気量の比率であり、温度が高いほどより多くの水蒸気量を含むことがができます。
湿度が高くなる原因として、人もその発生源です。
人は何もしていなくても100W近くの熱を発熱しており、同時に呼吸や汗で水蒸気を排出しています。
また調理で火を使ったり、観葉植物なども沢山の水蒸気を発生させます。
除湿器やエアコンの除湿機能を使うか、換気をして湿度を下げます。
ヒートショックは特に高齢者がいる家庭では注意すべき事柄で、家庭内事故の1/4を占めており交通事故で亡くなる方4,373人の約4倍、約17,000人(内高齢者14,000人)の方が亡くなっています。
住宅の断熱性向上のリフォームは費用もかかるため、今対応可能な事柄で考えると、お風呂に入る前にはシャワーで床や壁を十分暖めてから入浴したり、洗面所やトイレは電気ストーブなどで暖めて使うなどが必要です。
この他にも、
「住まいを考え始めたら自由教育」(初級編)
「住まいを次世代へ継ぐ為の住教育」(リフォーム編)
を戴きました。
それぞれ、興味深い内容ですよ。
一冊100円+税で販売するそうです。(ただし、参加企業にだけらしい・・・)
弊社事務所に地域の方々をお招きして、こうしたセミナーを開催する。
そうする事が、やがて街と住まい手と造り手の三者が共に満足する持続可能な循環型社会へ導く事になる。
そうあって欲しいものですね。
posted by Assed Red
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