夏涼しく、冬暖かい住まいと健康な暮らし

 

YKKapのAPW/樹脂窓シリーズカタログより抜粋・加筆してご紹介します。

第3回目の今回は『温度と健康な暮らし』というお話です。

お部屋の温度に注意

暑い!寒い!で事故や病気になる

危険があるって、ホント?

夏も冬も室温に注意が必要です。

熱がこもる夏の室内の場合・・・

寒い冬の浴室の場合・・・

極端な高温・低温が危ないんです。

住宅内での事故の内訳をみると、65才以上の入浴事故が最も多くなっています。

年間5000人以上が亡くなっていて、冬場の寒い浴室でのヒートショックなども原因として考えられています。

18度未満に注意が必要です。

寒い住まいは、健康悪化のリスクが高くなります。

冬の家の中の温度が18度より低くなると、健康悪化の様々な症状が現れる可能性が高まります。

イギリス保健省では16度未満は人体に危険であるとの指針を示しています。

日本の住宅は冬の室内温度が10度以下になる場合も多く、室温を考えた住宅設計が求められます。

高断熱は健康の元になります。

断熱性の高い住まいで、体を元気にしましょう。

高断熱住宅に転居した多くの人が、健康面での変化を感じています。

住まいの高断熱化は、健康な生活を送るための重要な要因である事が分かります。

部屋ごとの温度差を抑える

玄関や廊下、お風呂の

ヒンヤリがあぶない!

冬の入浴にご注意!

 

 

暖かい部屋から、寒いトイレや浴室に入るとヒヤッとする事があります。

この急激な温度の変化によって血圧や脈拍が変動する事をヒートショックと言います。

心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因と言われています。

ヒートショックによる、心筋梗塞や脳梗塞が原因となったと考えられる、浴室での溺死を国際的に比較してみると、日本が極めて多くなっています。

これは日本人の浴槽に浸かる習慣によるところが大きいのですが、住宅の断熱性が低い事も一因として考えられます。

窓の断熱性を高め、部屋ごとの温度差を抑えた設計が、他の先進国よりも重要になります。

断熱性の優れた家は、体感温度もアップする!

同じ室温でも断熱性の異なる部屋では『体感温度』に差が出る事をご存知でしょうか。

人体は空気の温度だけでなく、床や壁・天井からの『放射熱(輻射熱)』も感じ取ります。

この温度を『平均放射温度』と言い、人間が感じる『体感温度』に影響を与える為に差が生じるのです。

人間が感じる体感温度は、以下の算出式で求める事が出来ます。

こんなところでしょうか。

次回は『室内温度差を緩和した快適な暮らし』についてのお話です。

 

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