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某ハウスメーカーの家、改修工事を行います。
以前に行った弊社現場見学会にお見えになったT様・N様親子。
築18年の鉄骨系プレハブ住宅で、寒い思いをしているとの事。
断熱改修を行う事になりました。
こんな感じの外観です。
工事名称は『寒い家 改修工事』とさせていただきます。
車庫スペースの壁には、大きな傷が出来ています。
どうやら、車をぶつけてしまったようですね。
屋根や外壁も、汚れが目立っています。
この機会に足場を掛けて、リフレッシュ工事を行う事になりました。
今日は、大工さんの乗り込み日。
外壁側の内壁や屋根直下の天井等の石膏ボードを撤去します。
工事に先立ち、サーモカメラを持って現地を確認してきました。
その模様を一部、ご紹介したいと思います。
玄関を撮影しました。
玄関ドアの熱さと土間の冷たさが目立ちます。
玄関ドアを断熱性の高いものに変更する事になっています。
残念ながら、土間断熱は行いません。
1階浴室と洗面脱衣所の床を撮影しました。
浴室床の冷たさが目立ちます。
おそらく、基礎断熱を行っていないと思われます。
ユニットバスの交換と、基礎断熱を行う事になっています。
こちらは1階洋室の床を撮影しました。冷房および採風は行っていません。
床の冷たさが目立ちます。床の断熱性が低いようですね。
断熱補強を行う事になっています。
2階ダイニングの天井と壁を撮影しました。
冷房を稼働していました。
3階廊下に設けられたニッチを撮影しました。
ニッチ裏が若干熱くなっています。
2階洋室の天井および壁を撮影しました。
冷房は無し、窓を開け採風を心掛けています。
2階キッチンの壁と天井を撮影しました。
屋根直下の天井の熱さが目立ちます。
3階洋室の壁・天井です。
やはり屋根直下の天井が熱くなっています。
冷房はなし、採風を心掛けています。
採風中の窓です。
ペアガラスになっていますが、Low-Eにはなっていません。
枠・障子もアルミ製のため、見事な熱橋を見る事が出来ました。
とにかく、温度差が大きくてびっくりしました。
窓からは風が入っているようですが、湿気を伴った熱風のため、採涼というわけにはいかないようですね。
今回の工事では、
窓内側にインナーサッシを取り付けます。
外壁・屋根・外気に接する床・その他の床に現場発泡ウレタンの吹付を行います。
浴室基礎に発泡プラスチック系断熱材による基礎断熱を行います。
床下点検口に断熱補強を行います。
外壁回りのコンセント等に防気・防塵カバーを取付け、気密シートによる気密化を図ります。
その他、電動シャッターの取付、アプローチ部分の変更等も行います。
工期は2カ月弱の予定です。
工事中の様子は、この場を借りてご報告します。
大手ハウスメーカーの家づくり、壊してみれば色々わかると思います。
冬寒くて辛い家を、暖かくて電気代のかからない家に改修します。
乞うご期待!
というところでしょうか。
posted by Hoppy Red
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