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『住まいを考え始めたら住教育』(初級編)
一般社団法人住教育推進機構 発行
の中より、抜粋・一部加筆・修正してご紹介したいと思います。
第1回目は、『売買契約書の要点』というお話です。
新しい住宅を購入する方法としては、
完成した住宅の購入(建売住宅やマンション)の場合
土地を先に購入し、そこに住宅を建設する場合
の2つのケースがあります。
中古住宅の購入ならば、物件購入とリフォームそれぞれの契約を結ぶ事になります。
建売住宅・マンション・中古住宅の購入は、販売している不動産業者などと契約し、融資の契約や登記の手続きが必要となります。
リフォーム工事は、工務店などの建設会社と契約し、融資が必要となる場合は銀行等との契約も必要です。
土地を先に購入し家を建設する場合が、手続きとしては最も煩雑になります。
土地は、まず不動産業者や売主との契約をします。
最初に必要なのは、銀行の融資確認でしょう。
気に入った土地が見つかれば、不動産業者に土地の資料をもらいます。
建設会社に住宅のプランと見積書を作成してもらい、それを銀行に持参し融資相談を行います。
銀行の融資承認が確認出来たら、土地の売買契約を行います。
土地の売買契約が出来たら、土地の名義を相手から自分に書き換える必要があります。
これを登記申請と言います。
次に建設会社と建設に関する契約『請負契約』を交わし、工事に取り掛かります。
住宅が完成するまで、早くても3~4カ月は必要です。
その間に建設会社に建築の進み具合によって、工事費の支払いが必要になります。
自己資金で賄う事が出来ない場合は、『つなぎ融資』と呼ばれる一時金の支払いを銀行に依頼する必要があります。
住宅が完成したら、建設会社から引渡しを受け、『表示登記』を行い、銀行に『抵当権』の設定をしてもらいます。
いよいよ住宅ローンの支払い開始です。
契約書は大切な書類です。
必ず細部まで読んで、不明な点があれば担当者に納得いくまで説明をしてもらってください。
土地の契約の際には、『重要事項説明』というものを『宅地建物取引士』が買主に対して行う事が法律に定められています。
重要事項説明の中には、登記に関する事や代金の支払いに関する事などの他、建てられる家の種類や大きさ、下水道・道路についての説明がなされます。
特に登記関係について書かれている事が正しいのか、法務局で発行してくれる『登記事項証明書』などを添付してもらうといいでしょう。
代金の支払い方法に関しては、銀行に確認をしておきましょう。
土地だけでなく、建売住宅やマンション購入、中古住宅購入の場合も重要事項説明を受ける必要があります。
こんなところでしょうか。
次回は『登記が必要な訳』をご紹介します。
お楽しみに・・・。
posted by Hoppy Red
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