木の多孔質構造は・・・

『FPの家 Y邸』

昨日及び本日、個別に案内を実施しました。

いつもの完成現場見学会とは異なり、ボード展示等は一切省き、FPの家の温熱環境や24時間換気システムやエアコンが創り出す快適な空気環境を体感してもらう事を主目的にしています。

もちろん、自然素材のやわらかな雰囲気や狭小住宅の住まい心地等もしっかりアピールしました。

お客様の反応も上々でしたが、ちよっとした事で思わぬ反応を戴けたので、それをご報告したいと思います。

フローリングの話題でした。

今回採用しているのは、カバ桜の無垢フローリングです。

バーチフローリングと言った方が一般的でしょうか?

カバ桜は樹種名ではありません。

カバやミズメ・アサダ・山桜といった樹種をサクラという呼び名で括ってはいますが、これらはサクラという名前がついてはいても桜の花はつけません。つけるのは山桜だけなんです。

見た目の美しさからフローリングやテーブル甲板などに使われる樹種で、やや硬く、樹皮は色艶が良く、良質材とされ貴重材ともされています。

木は元々鉄やコンクリートと比べ、熱の伝導率が低いため熱を伝えにくい性質を持っています。

さらに多孔質な構造である為、吸音性が高いのも特長のひとつです。

冬の寒い日、公園の鉄で出来た遊具に触ると冷たく感じます。

でもそれが木製であったなら、温かみさえ感じてしまうのではないでしょうか。

夏だって同じです。

鉄は熱くて触れなくなりますが、木はそんな事にはなりません。

木材はいつだって心地良いものなのです。

話が長くなってしまいました。

お客様から、こんな質問がありました。

「フローリングの種類によって、床の冷たさに違いはありますか?」

早速、階段下収納の床の上に立って戴きました。

収納・クローゼットの床は桐の無垢材を採用しています。

金庫の裏張りや桐タンスに使われる、軽くて柔らかい木材です。

弊社の完成見学会ではスリッパを履かず靴下で歩いて戴いていますが、カバ桜と桐の違いは明確に判ったようですね。「温かい気がする。」「歩行感が柔らかい気がする。」と仰ってくださいました。

そうなんです。

温かみがあって、歩行感が柔らかい。膝裏への刺激が少ないため疲労が少なく、転倒時の安全性も高まります。

その反面、傷や凹みに弱いのも特徴です。

収納やクローゼットの中であれば、傷や凹みも気にならないし、吸放湿性の高さも魅力のひとつです。

そんな思いで採用した桐の床板を正当にご評価いただき、本当にうれしく思いました。

ナラやブナなどの広葉樹に比べると、ヒノキやスギなどの針葉樹は柔らかい木材です。

でも、だからこそ広葉樹に比べると桐ほどではないにしても、温かくやさしい感触を楽しむ事ができます。

国産材のヒノキやスギを利用したフローリングも沢山揃っています。

誰か、使いたい人いませんかね。凄く脚触りの良い床になると思いますよ。

私が床の心地よさに拘るのには、それなりの理由があります。

簡単に説明しましょう。

FPの家は、床断熱を採用しています。

基礎断熱と違うのは、床仕上げのすぐ真下に断熱材が密着している事です。

この違いが、床の快適さを実現してくれる理由なんです。

詳しい理屈は省略しますが、基礎断熱と違いフロア下に対流が発生しない分、より暖かさを実感できるのがFPの家の床断熱という事になります。

床は壁とともに住宅の大切な部分です。

床下からの冷気や湿気の侵入を防ぐという重要な役割を持っています。

特に室内では靴を履かない日本人にとって、直接足裏に触れる床の存在は充分な強度や耐久性はもとより、自然なぬくもりや肌さわり、見た目にも落ち着いて安心できる素材が一番です。

足の裏にはたくさんのツボが集中しています。

体調や健康に与える影響は計りしれません。

温度センサーの役割も果たすほど温度差に敏感な足裏を通して、一年中快適さを感じてもらうためにも、より良い床材を選択する必要があると思います。

FPの家と脚触りの良い床材の組合せは最高だと思います。

 あなたも、床材の違いによる脚触りを体感してみませんか?

お電話いただければ、個別にご案内させていただきます。

お電話、お待ちしております。

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  posted by Asset Red

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  東武東上線 東武練馬駅下車5分

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