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アセットフォーは連休2日目を迎えました。
今日も暑くなりそうですね。
今回は、通風・採涼についての話です。
「えっ!痛風?なんで最良なの?」
すいません。
朝からつまらないボケかましちゃいました。
お酒が好きな人種にとって、身近にある恐怖が『痛風』かもしれません。
でも、そんな話を書くわけないですよね・・・。
前真之 東大准教授 著/エコハウスのウソ[増補改訂版]/日経BP社 刊
を抜粋・加筆・修正してご紹介します。
通風の目的は以下の2つです。
1.気流で人体からの放熱を促進します。
2.室内にこもる熱を排出し室温を下げます。
1を採涼と呼ぶこともあります。これにはある程度の風速が必要で、足りなければ扇風機やシーリングファンで補う必要があります。
2は『住まいの断熱化』が進み、家電などの内部発熱が増加している最近の住宅では特に必要となります。
ただし、『室温を外気並みにするのがせいぜいである』事を良く理解する事が重要です。
つまり『外に涼しい空気がある』環境でなければ意味がないのです。
農村のように広い敷地に緑が豊富ならば、外気は涼しく冷やされています。
でも現在の市街地の空気は、道路のアスファルトや車の排気ガス・エアコンの排熱などで加熱・汚染されています。
こうした『遠慮したい空気』を室内に採りいれるべきかどうかを、まずは良く考える事が肝心です。
通風のためにクリアすべき条件があります。
条件1.風上から清涼な風が吹く
周辺が緑に恵まれていて涼風を期待できる
道路や駐車場があると空気が加熱・汚染されやすい
条件2.風上の隣棟間隔が広い
風上側の建物との間隔が狭いと外部風は急に弱まる
十分な風が期待出来るか敷地周辺の冷静な分析が必要
条件3.周辺が静寂である
窓を開けても騒音が気にならない事
エアコン室外機など騒音・発熱の原因となる設備は配置に注意が必要
条件4.防犯面での配慮がされている
窓を開けていても安全・安心出来る事
就寝前に窓を開放できると低温外気を導入でき冷却効果が高い
これらをよく確認した上で、巷にあふれている『通風・採涼の手法』を採用すると良いでしょう。
窓を開ければ、涼しい風が入ってくる・・・。
さわやかなでおいしい空気を室内に採りいれたい。
これって、夢ですよね。
でも都会の現在の住宅事情は、昔とは大きく異なっています。
ガムシャラに窓を開けても、健康・快適で省エネな生活は実現できるわけではないようですね。
都会を離れ、豊かな自然の中に家を建てる。
暖かい日差しや涼しい風・新鮮な空気を、上手に活かす事が出来そうです。
なによりの省エネなのかもしれませんね。
でも、中々そうは・・・。
posted by Hoppy Red
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