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数回に分けて、YKKapの小冊子
地震を知って、我が家に活かす。
耐震読本
をご紹介しています。
8回目は、『なぜ、地震は起こるのか』というお話です。
地震の正体は岩盤のずれです。
地球の表面は『プレート』と呼ばれる十数枚の固い岩盤で覆われています。
プレートの厚さは数十キロから数百キロにも及び、それぞれが違う方向へ年間数cmのゆっくりした速さで動いています。
このプレート運動により蓄積されたエネルギーが、地震を引き起こす原因となっています。
地震が起こるしくみは以下の通りです。(出典:地震調査研究推進本部「地震がわかる」抜粋)
1.内陸の活断層で発生する地震
プレートの運動により、陸のプレート内にもひずみが蓄えられます。
ひずみが限界を超えると、岩盤同士が急激にずれ動く『断層運動』が始まり、地震が起こります。
2.プレート境界で発生する地震
海溝やトラフ(海溝よりも浅い溝)のプレート境界付近では、海底でプレートが押し合い、引きずり込まれた陸のプレートが元に戻ろうと跳ね上がり、巨大地震が発生します。
海水も大きく揺れる為、津波も発生しやすくなります。
その他、沈み込むプレート内の地震や火山活動に伴う地震もあります。
『震度』は、ある地点でどの位揺れたかを示す尺度であり、場所により異なります。
『マグニチュード』は、震源域で生じた断層運動そのものの大きさを表し、断層運動によって放出された地震波のエネルギーを数値化したものです。
震度と揺れの概況を以下に示します。
地震の被害を減らすためには、どんな対策があるのでしょうか。
次回は『まず考えたい、住まいの耐震性』をご紹介します。
posted by Assed Red
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