blog
『FPの家 H邸』
BELSの評価書が手元に届きました。
外皮性能:UA値0.44
BEI値(一次エネルギー消費量の削減率):0.73(H25基準で作った場合よりも27パーセント削減)
ゼロエネ住宅には該当しません。
追って一次エネルギー消費量を電気代やガス料金に換算したデーターを作成し、H25基準の家と比較してみたいと思います。
先日の『グリーン建築推進フォーラム』でもBELSの話題が出ていました。
地方から都心に出て来た学生さんが、契約したアパートを退去する理由の上位には『結露』と『冬の寒さ』と『カビ』があるそうです。すべて断熱・気密性能の欠如がもたらす現象です。
近頃の子供を東京に一人暮らしさせて大学に通わせるようなお宅は、暖かくて結露の無い家ばかりということでしょうか。
これを受けて、大手住宅雑誌は住宅情報の中にBELS等の燃費表示を記載する方向にあるようです。
そうなると、建売住宅や中古住宅だって燃費表示が当たり前になってくるでしょう。
あとは外皮性能と健康の関係を、もっとアピールするだけですね。
性能の低い家が社会にもたらす悪い影響が世間の明るみにでれば、高性能住宅が増えます。
だんだん病人が減り、各種保険費用も激減します。
病人を作る家を黙って見過ごし、病人を高い医療費や保険費をかけて治療する。
性能が低く、すぐ壊れてしまう家を作る事を黙認し、メンテナンスやリフォーム・建て替えの需要を喚起する。
誰のためにやっているのでしょうか?
省エネで、長寿命で、健康で、快適な家とそうでない家の違いを見極めるためのスケールが必要な時代がすぐそこまで来ています。
まずはBELSによる燃費表示をバンバン行いましょう。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11 電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分