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木材は湿気を帯びると腐朽します。つまり腐るという事です。
木材の腐朽は強度の低下を招くとともに、カビなどによる健康被害も起こします。
腐朽は雨に直接触れて湿気を帯びる場合と、結露により湿気を帯びる場合がありますが、怖いのは後者の方であり壁の中が結露したり、室内が結露する事があります。
日本は湿気の多い気候です。
古いお寺や神社、それに古民家が何百年と経っても残っているのは、出来るだけ床を高くして床下の木材をむき出しのままにし、風通しを良くしているからです。また外から床下が見えるので、シロアリや腐朽菌が発生しても早い段階で対応する事が可能でした。
壁は柱が見える真壁工法であり、木材が湿気ても風が当たり湿気を逃がしてくれます。
現在の柱の見えない住宅・基礎で床下を囲まれた住宅では、壁の中や床下に空気が通る構造にするなどの工夫をして、湿気を溜めないようにしなければなりません。
カビの発生した壁内
腐朽菌の発生した床下
室内が結露する最大の原因は人間そのものです。
人は皮膚から600ml/日、呼吸から400ml/日の湿気を排出しています。
また調理や暖房の為に火を使えば、燃焼により水蒸気が発生します。
観葉植物や水槽などから発生する湿気もあるでしょう。
室内で考えれば、無垢のフローリングや畳は湿気を吸うので、夏場ジメジメした時に歩いてもサラサラしていて気持ちが良いものです。
合板のフローリングはベニヤ板の上に薄い無垢板を接着剤で貼っています。表面には鏡のような光沢を持つ塗装がされていて、見た目は素晴らしいですよね。中には無垢板の代わりに木目シートを貼ったものもあります。
こうしたフローリングは湿気を吸わないので、歩くとベタベタして気持ち悪いですし、何か物を落とすと中のベニヤが見えてしまう事もあります。
傷になり、味となり、愛着が湧くような代物とはいかないようですね。
本日見学会を行う『FPの家 Y邸』の床や階段は、モチロン無垢材です。
残念ながら、裸足で歩いて戴くことはできません。
でも靴下で歩いていただければ、その快適さを感じる事は出来るでしょう。
『無結露50年保証』がついた『FPの家』+自然素材を多用した『省エネで健康・快適な家』を、是非ご体感ください。
AM10時~PM5時の間、開催しています。
19坪の狭小住宅、エアコン×2台+24H換気システムによる『清涼で程よい涼しさ』も体感できます。
詳細は弊社HPをご確認くたさい。社員一同お待ちしています。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11 電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分