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『FPの家 H邸』
本日から、基礎工事をスタートします。
まずは基礎工事に先立ち、『遣り方』と言われる仮設工事を行わないとなりません。
休日出勤して朝一番、駐車場から車を出そうとしました。
ついていませんね。
駐車場に入ろうとしたゴミ収集車と鉢合わせです。
バックしてゴミ収集車に譲ろうとしていると、先方の方が譲ってくれました。
お礼の合図をし道路に出ると、すぐ脇にある交差点の信号は赤です。
車を停めて待っていると、突然の衝撃です。
オカマ掘られちゃいました。
先程のゴミ収集車が駐車場に入る為にバック及び切り返しをしようとして、そのままぶつかってきたようです。
取り急ぎ駐車場に車を戻し、相手方と共に警察を待つ事にしました。
基礎屋さんと連絡を取り、出来るところまで作業を進めてもらうよう指示を出し、1時間程の無駄な時間を過ごす事になりました。
幸い、怪我はないようです。念のため病院には行こうと思っていますが、鞭打ちの心配もないと思います。
車は少し凹んでしまいました。
相手方の保険で100パーセント対応してくれるとの事、良かった・・・。
保険屋さんとの打ち合わせは後にしてもらい、急いで現場に向かいました。
すでに遣り方杭を打ち、水平貫の取付も終わっているようです。
カネピタによる、直角出しも終わったとの事。
建物と敷地境界線との空き寸法確認から、作業に加わります。
いつもであればこの場を借りて、写真と作業内容を順を追って説明しています。
でも今回は、残念ながらできません。
インターネットで集めた画像と共に、簡単に説明しましょう。
まずは、建物配置を決めます。
建物の外周ラインよりも600mm程外側に『遣り方杭』を打ち込みます。
木槌やウレタン掛矢を使って打込みます。
次に、ベンチマークおよび設計GLを確認します。
遣り方杭の設計GL+600の高さに印をつけます。
この時に役立つのが、レーザー式オートレベルです。
受光部を遣り方杭に当てれば、レベル上部から出るレーザービームを受けて、同じ高さにマークする事が出来ます。
この印に『水平貫』の上端を合わせて、留め付けます。
昔は釘で留め付けていましたが、現在は木ネジで留め付けるのが常識になっています。
後で簡単に抜く事が出来ますからね。
水平器等で、水平を確認します。
遣り方杭および水平貫が動かないよう、筋違いを取付ないとなりません。
次に水平貫に直角に交わるX軸・Y軸それぞれの基準線を印します。
ここで役立つのが『カネピタ』です。
短編方向に釘を挿し、そこにカネピタ先端にある輪っかを引っ掛けます。
次にテープを出しながら、本体先端を長編方向の水平貫に付く位置をマークします。(図中仮墨1・2)
釘同志を結んだ線と仮墨1・2を結んだ線は、直角になります。
この基準線にする事で、建物の直角を出す事ができます。
ここまでの作業を、基礎屋さんと大工さんが行ってくれた事になります。
次に敷地境界線からの距離を当たり、建物の位置を水平貫にマークします。
マークした位置に水糸を掛けると、それが建物の中心線になる訳です。
実際の様子を撮ってみました。
水糸は貫上端に打ち付けた釘に引っ掛けます。
交点が建物4隅の基礎中心線になります。
建物の4隅が確定したところで、対角長さを測定します。
鋼製巻尺の両端を水糸交点に当て、中央部が重さで垂れないように下から抑えます。
対角の長さを2箇所測り、その値が違っていれば直角になっていない事になります。
この場合は、カネピタ作業からやり直します。
今回は誤差2mmでした。測定誤差の範囲です。
水平貫に基礎の立上り位置の墨を付けていきます。
写真は、鋼製巻尺を当て、墨付をしている様子です。
薄くて見えませんかね?
芯墨とその両側に基礎外面の線が引かれています。
全ての立上りの芯墨と基礎巾を書いたら作業完了です。
皆さん、お疲れさまでした。
明日は、根切り・鋤取り・砕石地業を行う予定です。
雨に降られる事なく、作業が出来て助かりました。
イャー、暑かったですね。
posted by Hoppy Red
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