blog
夏の耐え難い暑さと冬の厳しい寒さに対処する手段として、暖冷房機器が開発されました。
今やこうした機器は、快適な住環境づくりに無くてはならないものとなっています。
一方暖冷房機器が普及するにつれ省エネルギーの必要性が叫ばれ、そこから高断熱・高気密の重要性も認識されるようになりました。
このように『高断熱・高気密住宅(以下、高高住宅)』は『寒くなく暑くない家』に対する人々の願望であり、夏冬稼働する暖冷房機器の熱負荷軽減による『省エネルギー住宅』を目指す国の要請に応えた家と言えるでしょう。
しかし、いつしか名ばかりのいい加減な高高住宅がまかり通るようになり、その結果として結露の発生やそれに伴うカビが、建物の病気として問題視されるようになりました。
こうした住宅では、そこに住む人の健康も害している事例も多々見受けられ、発表される事もしばしばありました。
これを契機に結露・カビ・ダニの『湿害』や、室内の汚れ・建材や接着剤などに含まれる化学物質など、住まいにおける健康を阻害する様々な要因がクローズアップされました。
それらの対策は健康住宅の大きなテーマとなりましたが、こうした問題を引き起こした要因として考えられたのが『断熱・気密・計画換気』に関する勉強不足や技術不足です。
そもそも生活の中で生じる粉塵や生物的汚染物質を人体に悪影響を及ぼさない程度に排除し、新鮮な外気を供給する事で住まいの健康を守るのが計画換気です。
高断熱・高気密・計画換気と健康住宅は密接な関係にある事をしっかりと勉強し、それを実現する事が必要でしょう。
次のイラストをご覧ください。
住まいにおける『健康を阻害する要因』として考えられるモノは沢山あります。
「えっ、そんなモノまで・・・。」と思う方も、大勢いるのではないでしょうか?
では、こうしたモノから健康を守るにはどうしたら良いと思いますか?
数回に分けて、ご紹介したいと思います。
是非、お付き合いください。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分