鉄筋組んでみました。

『FPの家 H邸』

本日の気温は32.3℃

湿度は59.5%

無風です。

昨日に比べると気温が4度ほど低いにも関わらず、暑く感じるのは湿度が高いからでしょうね。

残念ながら、基礎屋さんの都合により現場はお休みとなっています。

そこで、昨日型枠工事に引き続き行った、基礎の鉄筋組みについてご報告します。

弊社の場合、一部の鉄筋を事前に工場で組立ておく『ユニット鉄筋』にしています。

例えば上の写真は、ユニットになった地中梁筋です。

外周部立上り筋や補強筋等もユニットになっています。

耐圧盤や内部立上り筋等は、現場で組む事が多いですね。

写真は、外周部立上り筋を写したものです。主筋にはD-16を使っています。縦筋はD-10@200mm

フックをちゃんとつけています。

以前はD-13を主筋にしていましたが、構造計算により2本必要になる事も多かったため、サイズアップして標準にしました。

写真は外枠と鉄筋を上から写したところです。かぶり厚さが確認出来ると思います。

弊社が加入している瑕疵保険は『JIOわが家の保険』ですが、その『基礎配筋要領』によればかぶり厚さは以下のように規定されています。

 

外周部立上り筋であれば、

土に接しない部分(仕上あり)は40mm。土に接する部分は60mmとなっていますね。

半径60mmのドーナツ型スペーサーが、型枠から10mm程度離れていますから、問題ありません。

こちらは、外周部立上り筋の下端が置かれたスペーサーブロックを写したものです。

こちらも60mmのブロックの上に乗ってますから、問題ありません。

ここで注意して欲しいのは、捨てコンクリートを省略した場合です。

砕石の天端はコンクリートのように平滑ではありません。

従って、凹凸の一番高い部分から60mm以上のかぶり厚さを確保しなければなりません。

また鉄筋の上に乗った際、荷重でめり込んでしまう事がないよう注意が必要です。

基礎各部位の必要かぶり厚さをイラストにしたものがあります。ご覧ください。

また、スペーサーブロックは

コンクリート製

鋼製(かぶり部分を防錆処理した物)

樹脂製

ステンレス製

と定められており、弊社では樹脂製を採用しています。

尚、ドーナツ型スペーサーはコンクリート打設前のかぶり厚さ保護を目的として利用していますが、打設直前に取り外しています。

まだ鉄筋組みを始めたばかりですが、進捗状況をご覧ください。

コーナー部・継手部の定着長さも規定通りに確保しています。

ちなみに、前述の『基礎配筋要領』によれば重ね継手および定着長さは以下のようになっています。

表中のdは鉄筋の径を指します。

例えばコンクリートの設計強度が18N/mm2の時の一般部の重ね継手は40dですから、D-13の重ね継手の長さはこうなります。

13mm×40=520mm

D-10であれば、10mm×40=400mm

D-16であれば、16mm×40=640mm

まだまだ、作業は残っています。

月曜日から、作業再開です。

その模様は、後日報告させていただきます。

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